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導入事例

「研修評価底辺から製造リーダーへ – 外部研修が引き出した「やればできる」の実証」アニマート製薬株式会社

「研修評価底辺から製造リーダーへ – 外部研修が引き出した「やればできる」の実証」アニマート製薬株式会社

インタビューにご協力いただいた方

アニマート製薬株式会社 総務部長 菅田 秀和 様

企業プロフィール

会社名:アニマート製薬株式会社
業種:健康食品製造業
事業内容:健康食品製造卸
設立:平成18年12月(2006年)
資本金:100万円
所在地:富山県富山市水橋町556
コーポレートサイト:http://www.animato-seiyaku.co.jp/

導入サービス

ビジネススキル研修(https://pdca-school.jp/business-skill
受講対象:新入社員・若手社員

5名から52名へ – インバウンド需要で急成長した受託製造メーカー

Q:貴社の事業内容と成長の経緯についてお聞かせください
アニマート製薬は2006年12月に設立し、当初は5名ほどで現社長が始めた会社です。健康食品のサプリメントを中心に事業を展開しており、現在は52名の会社に成長しました。約18年で社員数が10倍以上になっています。

Q:急成長の背景には何がありましたか?
今から10数年前、インバウンドで中国人観光客が大量に日本を訪れた時期がありました。免税関係で中国に商品を卸していたことが大きく伸び、その時期は現在の倍の売り上げがありました。その後、中国のGDPが下がってきましたが、現在はインド市場への展開を視野に入れています。来年度にはインドに市場調査に行く予定です。
インドでは日本製品の信頼性が高く、農業機械などでも価格が2倍3倍高くても日本製を買う傾向があります。サプリメントも同様で、体に入れるものだからこそ、日本の安心・安全、精度の高さが信頼材料になると考えています。

小ロット対応が最大の強み

Q:他社との違いや貴社の強みについて教えてください
製造業は通常、大きいロットで同じものをずっと作る方がコスト面で有利です。しかし、当社はサプリメントの錠剤1つ作るにしても、50個、100個から注文を受けられます。試作の段階から小ロットで対応できる会社はほとんどありません。

お客様にとっては、小ロットで試して、売れ筋でなければすぐやめられるという利点があります。当社も小ロットの際は単価を少し高めに設定し、売れ筋になって大ロットになった時に価格を下げるという形で対応しています。これが当社の強みであり、他社との大きな違いです。

多種多様なバックグラウンドと若手中心の組織

Q:貴社の社風や社員の特徴についてお聞かせください
今でこそ高校卒業の新卒を採用していますが、約10年前までは即戦力が欲しいということで中途採用ばかりでした。特に業種を限定せず採用していたため、本当にいろんな業種から多種多様な人材が集まりました。

社内には電気工事ができる人、薬剤師、銀行出身者など、様々なバックグラウンドを持つ人がいます。そのため、いろんなことを誰かが賄えるというのが特徴です。
採用では募集を出すとすぐに応募があり、若い人が多く入ってきてくれます。平均年齢も低く、18歳で入ってくる高校卒業生もいます。

Q:活躍している人材の共通点はありますか?
全員ではありませんが、自ら学ぶ主体性を持った方が多いです。事務職でもフォークリフトの運転免許を自分で取ってきたり、工場勤務でもパソコンのエクセル・ワードの資格を自分で取ってきたりする方がいます。そういう方たちは仕事でも積極性を持ち、リーダーシップを取ってくれます。

社内研修では限界 – 第三者による教育の必要性

Q:研修導入前、どのような課題を抱えていらっしゃいましたか?
社内研修は行っているのですが、社内の知った顔が研修をするということでは、やはり100%聞き入れてくれないというのが課題でした。近い存在ではなく、第三者が研修してくれることが、当時の会社の状況では一番自分の身になるのではないかと強く感じていました。

実際にPDCAの学校の研修を3、4回見学させていただきましたが、やはりプロは違います。基礎の基礎を教えてもらっているのですが、それが基礎ではなくなる、深いものになるということを実感しました。何事においてもプロに教えてもらうというのが一番良いことだと思います。

Q:教育に力を入れようと考えたきっかけは何でしたか?
私は前職が金融機関で、研修が充実していました。この会社に来て、研修が全くない状態を見て、自分たちもどんどん年を重ねていく中、次のリーダーを育てていかなければいけないと思いました。そのためには基礎が一番大事になると感じたのです。

それを第三者から教えてもらうことが重要だと考えていた時に、約7、8年前にセミナーでPDCAの学校の代表とお会いし、ご縁をいただきました。

想いと実行力が決め手に

Q:PDCAの学校を選ばれた理由を教えてください
PDCAの学校の代表のセミナーで、社長の考えている想いや歩んできた姿を知りました。元々は全く違う職業から教育の場に足を踏み入れて事業を立ち上げられたことに感銘を受けたのが一番です。

「誰でも、やろうと思ったらできるんだ」というメッセージが社長から伝わってきました。勉強ができないからじゃなくて、やればできるんだというところが、セミナーから強く伝わってきて、それで研修を受けてみたいと思いました。

研修時、底辺評価だった社員が製造リーダーに成長

Q:研修を受けた社員にどのような変化がありましたか?
一番印象的なのは、最初に研修を受けた2名です。中でもAさんが研修開始時は評価点が最も低かったのですが、最終的には一番評価が高い存在になりました。今では第2製造部門のリーダーとして活躍しています。

第2製造部門は包装などを行う部門で、パートさんが多く存在し、Aさんより経験を積んでいる方も多く存在します。若い男性だと言葉でも太刀打ちできないような環境ですが、それをうまくまとめてくれています。本当によくやってくれていますね。

また、最初に受講した2名は、工場側と事務所側という違う部署でしたが、今でも研修で学んだことについて会話をしており、社内強化にも繋がっていると感じています。

基礎研修の継続と中堅社員の育成を

Q:今後の展望とPDCAの学校に期待することを教えてください
新人のビジネススキルを上げるための基礎研修は、新人が入るたびに継続していきたいと思っています。また、基礎ができていない社員も送り出して教育を受けさせたいと考えています。

加えて、中堅社員が自分自身で考えて行動するということをもっとやってもらいたいと思っており、中堅社員研修を充実させたいと強く思っています。

若手からリーダーへの成長を支援する継続的な教育プログラムを通じて、次世代の経営を担う人材を育成していきたいと考えています。

菅田 秀和様プロフィール

アニマート製薬株式会社 総務部長。金沢の大学卒業後、富山信用金庫に入社し、24年間金融マンとして勤務。最初の5年間は営業を経験した後、貸付係として約19年間従事。個人から大手企業まで幅広い融資業務に携わり、金融の仕組みを熟知。現在は総務部門で主に総務を担当。「総務は学校の用務員のおじさん的な存在」と語り、植木の剪定から経理まで、会社運営に関わるあらゆる業務を楽しみながらこなしている。金融機関での研修経験を活かし、社員教育の重要性を認識し、外部研修の導入を推進している。

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