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導入事例

「体系的な教育がきっかけで若手社員の目標達成者が続出」株式会社タカヨシ

「体系的な教育がきっかけで若手社員の目標達成者が続出」株式会社タカヨシ

インタビューにご協力いただいた方

株式会社タカヨシ 広報・採用・マーケティングディレクター 佐々木 聰 様

企業プロフィール

会社名:株式会社タカヨシ
業種:印刷業
事業内容:セールスプロモーション、ブランディング、パッケージングマテリアル
創業:1920年
設立:1960年
所在地:新潟県新潟市江南区亀田工業団地1丁目3-21
コーポレートサイト:https://www.takayoshi.co.jp/

導入サービス

ビジネススキル研修(https://pdca-school.jp/business-skill
受講対象:若手社員

創業100年超の総合印刷会社が目指す新しい価値創造

Q:貴社の事業内容と強みについてお聞かせください
当社は1920年に創業した総合印刷会社です。タカヨシグループとして5社で事業運営をしており、主な顧客は地域の企業や自治体です。提供サービスは大きく分けて、プロモーションという広告に関わる事業と、パッケージマテリアルという包装資材や箱などを扱う事業の2つに分かれています。

商業印刷、ラベル印刷、パッケージ製造から、キャンペーンや展示会・イベント運営、動画・デジタル施策、WEBサイト制作まで、幅広いサービスを提供しています。また、企業ブランディングや採用ブランディング、SDGs支援なども手がけており、お客様の事業成長を多角的にサポートしています。

Q:競合他社との違いはどのような点でしょうか?
グループ会社展開によるクリエイティブの幅の広さが一つの強みです。映像制作会社やWEBサイト制作会社など、専門性の高い会社を実際にグループ内に持っており、多様なニーズに対応できます。もう一つの強みは、ラベル印刷やオフセット印刷といった品質の高い印刷物を製造できる技術力です。

競合他社との違いについては、地域の印刷会社や印刷専業の会社と比べると、クリエイティブ企画を幅広く手掛けることができる点が強みです。逆に大手の広告代理店と比べると、最終的な印刷製品の製造や、梱包サービス、事業運営のサポートまで一貫して対応できる点が非常に強いと考えています。

好奇心と探求心を持った社員が活躍する組織

Q:貴社の社風や社員の特徴についてお聞かせください
クリエイティブや出来上がった印刷物が好きな方、そしてお客様とのコミュニケーションが好きという社員が多く、そういった方々が活躍しています。社風としては、歴史ある会社でもあるので家族的なところがありながら、その中で素直で率直な社員が多いですね。良い人が多いという社風です。

Q:貴社で活躍する人材の特徴について、より具体的にお聞かせください
当社のビジネスモデル上、顧客理解が非常に大切になります。様々なお客様の事業や、そのお客様の担当者が持っている課題に興味を持ち、関心を持ってしっかり調べるという、好奇心や探求心を持っている社員が活躍しています。お客様の課題を深く理解し、それを解決するための提案ができることが重要です。

体系化されていない顧客コミュニケーションが課題

Q:研修導入前の育成や教育における課題はどのようなものでしたか?
お客様とのコミュニケーションがどうしても属人的になりがちで、体系化されていないという課題がありました。お客様に対してどのような話をするのか、どのような順番で話すといったことがなかなか伝わりにくく、体系化できていないことや、学びの継続性のなさが大きな問題でした。

具体的には、同じ営業担当でもお客様が変わると対応が変わらなければならないのですが、ある顧客には得意だけど別の顧客には得意じゃないといったことがありました。そうした差を「相性」で片付けてしまうことが非常に多くありました。それに対する対策もその場その場のアドバイスに終わってしまい、それを横展開したり蓄積することができていない状況でした。

Q:教育に力を入れようと考えたきっかけは何でしたか?
若い社員がお客様対応で苦労している姿を見て、会社として持たせるべき武器がないと感じたことです。先輩社員について学んだり、背中を見て学ぶことはできるのですが、トラブル対応や個別のアドバイスにしかなっておらず、その人がベースで持っている武器にはなり得ていませんでした。そこを解決したいと考えました。

体系化されたカリキュラムと上司を巻き込む仕組みが決め手

Q:PDCAの学校を選ばれた理由を教えてください
選んだ理由は大きく分けて3つあります。1つ目は、顧客とのコミュニケーションに関して体系化・網羅されている教育内容でした。2つ目は、PDCAを継続的に回すというスタンスとシステムがあったこと。そして3つ目は、上司や会社を巻き込む仕組みがしっかり作られていたことです。

この3つのポイントが、当社が抱えていた課題を解決するための重要な要素だと考え、導入を決定しました。

事実ベースの対話と自信の早期形成

Q:研修を受けた社員にどのような変化がありましたか?
お客様との対応がどう変わったかは直接見えない部分もありますが、少なくとも上司と本人の関係性や対話の内容は確実に変わっています。具体的には、なんとなくイメージや感情で話していたものを、事実や課題の内容、根拠をベースに対話するようになりました。

また、それもあって顧客対応に関して自信がつくのが早くなっていると感じています。

Q:具体的な成果について教えてください
20代の社員が活躍して目標達成したりする事例がすごく増えています。今までは「経験がないからできない」というのが当たり前で、あまり実績も分からなかったのですが、それが変わりました。今や20代半ばぐらいの社員が本当にエースのような動きをすることもあり、それは大きな成果だと思います。

上司の意識変革 – 部下の成長に関心を持つ

Q:上司の方にも変化はありましたか?
上司としても、元々部下の成果や日常の表情などは何となく見ていたところがあるのですが、それだけではなく、本当に部下の成長や言動の変化といったところに関心を持つようになったことがあります。

数字や結果だけでなく、プロセスや成長そのものに目を向けるようになったことで、より効果的な育成ができるようになっています。

上司を巻き込みながら進める研修設計を

Q:同様の課題を持つ企業へのアドバイスをお願いします
採用や研修の担当者がそこで仕事を終わらせないことが重要です。例えば営業部門のリーダーやトップと色々相談しながら研修内容を決めて、巻き込みながらやっていくことをお勧めします。

研修は実施することが目的ではなく、現場で活用され、成果につながることが本来の目的です。そのためには、現場の管理職を最初から巻き込み、一緒に育成の仕組みを作っていくことが不可欠だと考えています。

佐々木 聰様プロフィール

株式会社タカヨシ 広報・採用・マーケティングディレクター(人材開発部)。新卒で入社後、15年ほどクリエイティブ部門でディレクターとして勤務し、マネージャーも兼任。その後、経営企画に異動し、人材開発や採用にも関わる。人事制度の再構築や研修企画など、人に関わる業務を幅広く担当。創業100年を超える企業の新しい時代を担う人材育成に注力している。

 

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