若手社員へのマネジメント術
2023.10.12若手育成マネジメント
若手社員へのマネジメントは、単に指示を出すだけではなく、彼らの成長をサポートし、能力を引き出すことが重要です。彼らが自信を持って業務に取り組める環境を整えることで、彼らの成果も最大限に引き出すことができます。
今回は、若手社員へのマネジメントについて、具体的なアプローチやベストプラクティスについてご紹介します。若手社員を育てるためのコツや注意点をお伝えします。
若手社員の特徴
まだまだ経験が浅く、知識やスキルが当然ながら、不足しています。しかし、彼らは成長意欲や情熱を持っており、新しいことに挑戦することができます。また、テクノロジーに詳しいことや柔軟な発想力を持っていることが多いです。いわゆるデジタルネイティブ世代でもあり、Z世代とも呼ばれます。
彼らは特にスキルアップやキャリア志向が強いです。会社を選ぶ際も重要視していることは自己成長です。自己成長の機会がありそうな会社を選び、また自己成長できる環境においてモチベーションが発揮されます。
マネジメントをする管理職世代とは価値観や考えが大きく違っています。労働条件よりも、人間関係やキャリアに重点をおくことを念頭にマネジメントをする必要があります。
若手社員へのマネジメント 重要性
マネジメントは組織を円滑に運営するために必要な活動です。特に若手社員の場合、適切なマネジメントが行われなければ、彼らの成長や活躍を阻害する可能性があります。逆にいえば、若手社員へのマネジメントが効果的にされれば、若手の力で会社を支えることが実現可能です。
マネジメントは組織における指導やサポートの役割を果たし、若手社員の力を最大限に引き出すことが求められます。時代は代わり、見て学ぶ、自分で考えろは時間の無駄です。いち早く成果を獲得できるように若手の能力開発は重要です。
若手社員へのマネジメント 必要なスキル
マネジメントには様々なスキルが必要です。特に、コミュニケーション能力や指導力、フィードバック能力が求められます。また、彼らの能力やニーズを把握し、適切なサポートを行うことも重要です。マネジメントは単なる指示を出すだけでなく、彼らの成長を支援するためのスキルが求められます。
特に最近の若手は承認されることを求めます。褒められる、認められる、必要とされる、期待される、共感される、等です。いたずらに褒めれば良いわけでもありません。成果につながる良い行動を肯定するために、褒めることが必要です。
若手社員へのマネジメント 3つのポイント
若手社員をマネジメントする際には、以下のポイントがあります。
①目標設定とフィードバック
若手社員には明確な目標を設定し、定期的なフィードバックを行うことが重要です。彼らには成長の指針が必要であり、フィードバックを通じて改善点や次のステップを示すことができます。成果のみならず、プロセスを示すことも重要です。いわゆるKGI(最終ゴール)とKPI(プロセスのゴール)です。
前段でふれたように若手社員は成長意欲が強い傾向にあります。フィードバックによって成長をサポートすることは彼らのニーズを満たします。また、成長への支援やサポートの姿勢を管理職が見せる事はエンゲージメントを高めます。社員教育や研修、社内勉強会やOJTが充実していると、若手社員のモチベーションを比例して高まります。
②教育体制の構築
若手社員はまだ経験が浅いため、適切なサポートや教育が必要です。彼らの成長を促すために、定期的なミーティングや研修を行い、必要なスキルや知識を提供することが重要です。
若手社員の戦力化に向けた教育計画や教育カリキュラムづくりはとても重要です。ただし、それだけでは不十分です。教えるだけでは限界がもちろんあります。非定型業務においては業務からでしか学び取れないこともあります。そのため、日々の情報共有を充実させることが求められます。
体験や経験から得られた知見(ナレッジ)をチーム内でスピーディに共有することが大切です。同僚や仲間、チームメンバーからの情報共有は相互理解にもつながります。これは、チームビルディングの役割を果たします。
③フォローアップ
若手社員にはフォローアップが必要です。若手社員はまだ経験が浅く、指示通りに仕事を進めるだけではなく、適切なサポートやアドバイスが必要です。しかし、管理職は多忙です。個別のフォローアップに時間を割くことが難しい場合もあります。そのため、若手社員の成長やパフォーマンスを十分に引き出すためには、時間とエネルギーを注ぐ必要があります。
①でふれた目標への支援やフィードバックだけではなく、メンタルのケアも含めたサポートが必要です。
弊社が推奨しているのは、週一で実施する10分面談です。面談というと一年に一度、半期に一度という企業様が多いのではないでしょうか。評価面談としてはそれくらいの間隔で良いと思いますが、若手へのフォローを考えると週に一回は必要です。毎週実施することで、確認するべきことは直近のことに限られ、短時間で済みます。
まとめ
若手社員の育成は、組織の未来を担う重要な課題です。彼らに正しい指導とサポートを提供することで、彼らの成長と発展を促すことができます。
まずは、若手社員の個々の能力やモチベーションを理解し、彼らに合ったタスクとプロジェクトを任せることが重要です。また、フィードバックや評価の機会を設けることで、彼らの成長を支援することができます。
さらに、コミュニケーションも重要です。若手社員とのコミュニケーションを密にし、彼らの意見やアイデアを尊重することで、彼らのやる気とモチベーションを高めることができます。
若手社員へのマネジメントは、時間とエネルギーを注ぐ価値のある取り組みです。きちんと取り組むことで、組織の成果にも大きく貢献することができます。
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