コラム

突然ですが皆さんは「ニューノーマル」という言葉はご存じでしょうか？新型コロナウィルスの影響で、よくこのワードを耳にする方もいらっしゃるかもしれません。実は現代社会において、とても重要視されている言葉なのです。今回は現代でよく使われるワード、「ニューノーマル」についてお伝えします。

■「ニューノーマル」とは

ニューノーマルという言葉は、もともとあった言葉ではなく造られた言葉です。
社会情勢などにより普段の生活が変わり、新しい生活に移り変えていくことを意味します。

ですので、新型コロナウィルスによって働き方やプライベート生活の過ごし方が大きく変わっている今、とても多く使用されているワードです。ここでは、過去に大きく日常が変わったニューノーマルでの出来事についてお伝えします。

2000年代インターネット普及後のニューノーマル

ニューノーマルという言葉が初めて使われ始めたのは、2000年代にインターネットが普及し始めたころです。
今までの業務方法や商談方法が大きく変わり、これまでの「普通」が大きく変化しました。

今ではインターネッットが当たり前にある時代ですが、当時は利用方法も慣れないまま使用していたため、かなり大きく仕事の様式が変更されました。

2010年代リーマンショック後のニューノーマル

2回目に訪れたニューノーマルは、いわゆるリーマンショック後。
リーマンショックから経済が上向きになったとしても、元々あった不安材料を改善しなければリーマンショック前の社会には戻らない、といったものでした。
このことがきっかけで、リーマンショックによりダメージを受けた人々の考えは新しく変わっていき、「持続可能な社会」を目指すようになりました。

2020年代コロナウィルス感染拡大後のニューノーマル

現在皆さんの生活、働き方もコロナウィルスの影響により大きく変わってきていると思います。人に感染させない、人から感染しないように対面での会話を極力減らしていくことなど、新しい日常生活を求められます。

■ニューノーマル到来による働き方やビジネスの進め方の変化

ここまで、過去に起こったニューノーマル、ニューノーマルそのものの定義についてお伝えしました。ここからは、ニューノーマルが到来してから働き方の変わり方、ビジネスの進め方についてお伝えします。

テレワークやリモートワークの導入加速

働き方を変更する点で真っ先に挙げられることがテレワーク、リモートワークの導入です。
新型コロナウィルスの影響により、密を避けるという認識が広まっています。
多くの人数が出社することで集団感染や、経路不明の感染を防ぐためです。

現在でも様々な企業で集団感染の報告があり、社員の命に関わってしまうことがあります。
そういったリスクを回避するために働く場所を多様化し、どの場所からでも働ける環境を作ることが重要です。

また、他社の企業に訪問することも相手にリスクを与えてしまう可能性があるため、打ち合わせなどはオンラインアプリを使用し打ち合わせを行うことがおすすめです。

オンラインアプリは移動時間や交通費などを削ることができるため、出費を抑えることも可能になります。

通勤方法や勤務時間管理の見直し

出社の際には電車に乗って通勤している方が多いのではないでしょうか？
朝の通勤は電車内が混雑し、密になる可能性があります。ですので、通勤の感染リスクを低減させるためにも電車以外の出勤手段や、電車を使用する場合には時差出勤をするなどの選択肢があります。
電車以外の出勤方法としては社用車、自宅用車の使用を促すなど。車であれば基本的に他者が空間に入ることは無いので、感染リスクを低減させることができます。

時差出勤は交通ラッシュの時間帯を避けることで、比較的人と接触せずに出社することが可能です。しかし、時差出勤を行うと働く時間も変わってくるため、事前に勤務時間について話し合うことが必要です。

ビジネスのデジタルトランスフォーメーション(DX)

皆さんはデジタルトランスフォーメーションという言葉を聞いたことはありますでしょうか？意味は、事業計画や教育活動をオンラインで行えるようにすることです。
今後の感染状況次第で、オフラインでの作業ができなくなってしまうかもしれません。ですので、事前にいかなる対応にも準備をしておくことが必要です。

■まとめ

いかがでしたでしょうか。
様々な社会事情により、ニューノーマルという言葉を使って我々の生活や働き方は変わってきました。今まさに、世界中で大きな変革期に入っています。今まで仕事をしてきた方たちは、多くの経験により様々な価値観を養われていると思います。この3回目のニューノーマル変革期も、ぜひ柔軟な考え方で対応していただければと期待します。

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