GAFAから学ぶ人材育成の秘密とは?具体的にご紹介
2021.09.28組織づくり
人材育成に取り組む事を考えた際に、他社の事例を参考にしてみるのも良いでしょう。中でも大きな業績を上げている企業が参考になります。
例えば「GAFA」という呼び名で知られているGoogle、Amazon、Facebook、Appleの4社ではどのような取り組みを行っているのでしょうか。人材育成の秘密や、各社の違いについて解説します。
■「GAFA」に学ぶ人材育成の秘密
GAFAとして知られる4社では、どのような人材育成を行っているのかご紹介します。
Googleの人材育成とは?
Googleでは人材育成のコンサルティングを行うピョートル・フェリークス・グジバチ氏指導のもと、「結果を出すことが重要であり、性格は関係ない」という考え方で人材育成が行われています。
有能な人材を活かすためには会社や上司の考え方が大きく関係しているとの考えです。
育成では、マネージャーが4半期ごとに社員のKPI(重要業績評価指標)の目標設定を確認しています。現在行っている仕事や問題に感じているポイントなどを丁寧に確認しているとのことです。
Appleの人材育成とは?
Appleでは「どれだけ優れている人材でも即戦力になることはなく、リーダーがその人の能力を引き出すことにより即戦力になることができる」と考えています。Apple創業者であるスティーブ・ジョブズ氏は、社員に対して常に「本当にいいもの」を求めており「そこそこ」の成果は認めませんでした。
「社員に対して期待し、そのおぜん立てをすることによって限界を上回る仕事ができる」という考えのもと、教育を行っています。
Facebookの人材育成とは?
Facebookでは自社を対象に社員が離職に至る原因を調べました。その結果、社員が会社を離れる理由が「仕事にやりがいがない、自分の強みを活かすことができない、成長できない」などの理由にあることを突き止めます。
これをもとに、人材教育では仕事を楽しめるように設計することやそのためのサポートに力を入れたそうです。また、活かすことができていない強みを発揮させるための機会を提供したり、仕事だけではなく私生活の両方が充実するよう後押しする取り組みを行っています。
また、評価制度では従業員同士の相互評価をベースにし、自分の業務を振り返るのに役立てているそうです。
Amazonの人材育成とは?
Amazonのプロジェクトマネージャーによると「仕事で苦労し、それを乗り越えた経験が成長に繋がる」との考えのもと、人材育成を行っているそうです。普通に取り組んだ際にギリギリできないような仕事を任せ、その成長経験によって人材を育成する考え方だといえます。
日本ではお互いの苦手な分野を察し合い支援することが多いですが、察して先回りして助けるのではなく、助けを求められた際には先に上司に相談し、責任範囲を再定義するよう指導しているとのことです。
■「GAFA」に学ぶ「I型」「T型」「TT型」「H型」人材の違い
GAFAではそれぞれ異なる考えのもとで人材育成を行っています。自社でも何を重視するのかよく検討したうえで育成を行っていきましょう。採用した人材に合わせて育成していきたいと考えた際、注目したいのが「人材タイプ」です。
代表的な人材タイプの特徴についてご紹介しましょう。
I型
スペシャリストタイプと呼ばれる人材です。広く浅くではなく、1つの専門的なジャンルを極めた人材のことをいいます。技術職に多い人材タイプだといえるでしょう。
T型
T型はI型と同じく専門的なジャンルを極めていることに加え、他にも幅広いジャンルに対する知見を持っている人材です。そのため、I型タイプに次ぐ人材タイプとされています。
TT型
T型人材を凌ぐ人材タイプと言われているのがTT型です。I型やT型が専門領域を一つしか持っていないのに対し、2つ以上持っているのがTT型人材とされています。
H型
H型とはイノベーション人材とも呼ばれるものであり、強い専門分野が1つあるほか、その他の分野の専門性が高い人とつながることができる人材のことです。他の型に比べると、他社と連携する力をもった人材だといえるでしょう。
これから求められる人材は「H型」
人材のタイプについてご紹介しましたが、今後需要が高まっていくと考えられているのがH型人材です。専門的なスキルと知識を有しているだけでなく、他社とのつながりを仕事に有効活用できる人材として注目されています。
複数の人材をつなぐことにより、自社だけではなく、組織全体にメリットを与える存在だといえるでしょう。様々な分野での活躍が期待できることから、今後人材を育成していこうと考えた際、H型人材を育てることにより業績向上なども期待できます。
■大手企業から人材育成を学ぶのもおすすめ
GAFAの人材育成などについてご紹介しました。自社で人材育成を行う際に考え方や方法で悩んでいる企業もあるでしょう。そういった場合は、大手企業の取り組みなどを参考にしてみるのもおすすめです。
GAFA以外にも様々な企業で幅広い人材育成を行っているため、自社と同じ考え方や、興味深い取り組みを行っている企業を探して、人材育成の方法について学んでみてはいかがでしょうか。
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