営業マンはノルマを達成してはいけません。

営業マンはノルマを達成しなければならない。
そう思っているでしょう。

結果にこだわるといえば格好は良いですが、
営業は結果を出す仕事ではないはずです。

そもそも、あなたはなぜ営業職を選びましたか？

・営業力を養えば、どんな仕事にも活用できるから。
・人と接するのが好きだから。
・自分の努力次第で、大きく稼げるから。

さまざまな理由や動機があったと思います。
10人いれば10通りの背景があるはずです。

しかしながら、営業を選んだ理由に
“結果を出したいから”を選んだ方は少ないでしょう。

初志貫徹という言葉があるように、
あなたが今の仕事を選んだ気持ちを持ち続けることが大切です。

誰しもが結果を追い求めるのが好きで
仕事をしているわけではありません。

たしかに、目標達成や、課題をクリアしたときの
充実感や達成感はたまらないものです。

それよりも、喜びのあることにフォーカスすることが、
なによりあなたの生産性やモチベーションを向上させます。

それは、あなたが仕事を始めたときに持っていた熱い気持ちです。

でもでもでも、世の中はきれいごとじゃ生きていけない？

あなたがもしそう思うのなら、僕は聞いてみたい。
なぜ、きれいごとを貫き通さないのか。

たしかに、きれいごとで生きていくのは大変です。
お金がなければ生きていけないし、大切な人を幸せにできない。

でも僕は声を大にして言いたい。

それなら、きれいごとを貫いて、お金を稼ぎ、
大切な人を幸せにすればいいじゃないですか。

むりやりに結果を出し続けなければいけない状況は、
お客様が求めているのでしょうか。

営業本位の結果思考はお客様にとって迷惑です。
そもそもそんなビジネスは淘汰されるべきとも思います。

もしあなたがきれいごとで営業をすることが、
無理と思った瞬間、すべてが無理になります。

自分が無理と思ったことに奇跡は起きません。

過去のコラムでもお伝えしましたが、
“どうしたら”という思考で望むことが、
解決の糸口を発見することにつながります。

営業は結果ではなく、プロセスにこそこだわるべきです。

僕が大好きなイチローも、結果ではなく、
プロセスにフォーカスをしています。

イチローも打率や安打数ではなく、
日々の行動（プロセス）を大切にしていたそうです。

結果と言うものは、自分ひとりで出すものではありません。
必ず外部要因や他社が関わります。

だから結果と言うものは不確定な要素を含んでいます。

営業のジャッジメントを下すのは、
お客様であり世間です。

あなたが、是非を下すのではありません。
手の届かない領域のことを考えてもタダの無駄です。

僕は運に頼った営業はしたくありません。

不確定要素や他人の意向に左右される結果なんてものに
自分の心を費やしたくありません。

いいときもあれば、悪いときもある。
僕は住宅営業のときに、
プロセスを大切にしました。

それは、繰り返しになりますが
“お客様と友達になること”
“お客様の話をじっくり聞くこと”
“お客様が何を望んでいるのか、考えること”

結果は、あとからついてくる。これ本当です。

どうしたら、このお客様は契約をしてくれるのか？　より
どうしたら、このお客様が笑顔になってくれるのか？

そのほうが、わくわくして楽しくありませんか？

自分だけがコントロールできる、自分のプロセス。
本当のプロフェッショナルは、自分の世界を大切にします。

プロセスのレベルを上げて安定することができれば、
それは型となります。

型をつくり、自分の色付けをすることで、
はじめてあなたのオリジナリティが活かされます。

営業はノルマ（結果）ではなく、プロセスにこそこだわるべきです。

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