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社内研修で行いたいディスカッション研修のテーマとコツ

社内研修の定番プログラムとして、多くの企業が取り入れている「ディスカッション」。しかし、研修担当者の中には「とりあえず実施しているが、本来の目的や必要性が曖昧になっている」「どのようなテーマ(お題)を設定し、どう進行すれば学習効果が高まるのかわからない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

ディスカッション研修は、単なる意見交換の場ではありません。適切なテーマ設定とファシリテーション(進行)のコツを押さえることで、業務に直結する「論理的思考力」「チームワーク」「主体性」を実践的に養うことができる強力な育成ツールです。

本記事では、社内研修におけるディスカッションの目的から、目的に合わせたテーマの選び方と具体例、そして失敗しないための実施のコツまでを網羅的に解説します。

マンネリ化しがちな社内研修を、社員が自ら考え、周囲を巻き込みながら成長できる有意義な時間に変えるための実践的なヒントとして、ぜひご活用ください。

この記事からわかること

  • 社内研修でディスカッションを実施する3つの目的
  • 目的別に選べる!ディスカッションテーマの4つの形式と具体例
  • 研修を成功に導くための事前準備と、当日のファシリテーションのコツ
  • 新入社員同士のコミュニケーションを促し、同期の絆を深めるための活用法
目次

社内研修でディスカッションを行う目的

社内研修でよくディスカッションが行われているのは、業務をするうえで必要になる様々なスキルを身に付けたり、磨いたりすることができるからです。具体的には、以下のような目的で行われます。

チームプレイのスキルを高める

業務の多くは個人で取り組むのではなく、仲間と力を合わせながら目標を達成したり、困難を乗り越えたりしていかなければなりません。その際に必要になるのが、チームプレイのスキルです。

ディスカッションでは、共通の課題をグループでクリアしていく必要があるので、この中でチームプレイのスキルを磨いていくことができます。それぞれができることや、求められている力を発揮し、チームワークを身に付けていくのに効果的です。

論理的思考を養う

ディスカッションでクリアするべきテーマは、はっきりとした答えがないケースが多く、正解を導くためには考える力が求められるのはもちろん、周りに自分の考えをわかりやすく伝えるための論理的な思考力が必要です。

物事を説明する際に、筋の通った解説ができると、それだけ周囲に理解を得やすくなるので、そのための力を身に付けるためにもディスカッションが向いているといえるでしょう。

積極性を養う

ディスカッションを成功させるためには、誰か1人に任せきりにしてしまうのではなく、それぞれが主体性を持って取り組んでいく必要があります。ただたくさん発言すれば良いわけではなく、各々が自分に適している役割をこなし、チームのために貢献していこうとする力を磨くのに、ディスカッションを役立てることができます。

一方で、なかなか1つの研修だけでは、積極性を出せない新入社員がいることも事実です。以下の記事では、受け身の新入社員はどのように前向きにさせるコツについて紹介しています。ディスカッション研修以外で、どのような取り組みが必要なのか知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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ディスカッション研修のテーマの選び方

ディスカッション前には研修のテーマを選ぶ必要があるのですが、ここで苦戦してしまう企業も多いです。テーマを選ぶ際には、以下のポイントに注目してみましょう。

自由討論形式

社員のコミュニケーションスタイルを確認したい場合や、積極性について理解したいと考えた時には、自由討論形式のテーマが向いています。お題を提示し、自由にディスカッションしてもらいましょう。特に用いられることが多いお題としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 自社で新たに開発した商品Aはどのようにすれば効果的に売り上げを伸ばせるか
  • 自社サービスの強み、弱みはどこにあるか

明確な答えはありませんが、だからこそ様々な意見交換をし、その人ならではの考えやアイディアを出してもらうのに向いているスタイルです。

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選択形式

複数ある選択肢から一つの回答を選んだり、どれを最も優先すべきか考えたりする形です。AとBならどちらが良いか、それはなぜかなどを説明する力や論理力を養うことができます。お題の例は以下のようなものです。

  • 次回の自社のイベントは北海道と沖縄のどちらで行うべきか
  • 次の商品開発は和食にするか、洋食にするか

周りに回答を納得させるためのトークスキルなども必要になるので、説得力のある話し方などが身に付きます。

課題解決形式

お題として問題を提示し、その解決方法を考える形です。答えが明確ではない自由討論形式とは異なり、結論が求められます。以下のようなお題が代表的です。

  • 今後新規事業を行うなら何が良いか
  • 自社が他の業種と手を組むにはどのような業界が良いか

論理的に物事を考える必要があるお題を選ぶのがコツです。

ビジネス形式

将来的に、自社で起こる可能性がある課題などを前提としてお題を決めると、具体的に考えることができます。以下のようなお題があります。

  • 地方で成功するための戦略
  • 新商品の効果的なPR

資料なども作成しながら行うと、より効果的といえるでしょう。

ディスカッション研修を実施する際のコツ

ディスカッションを成功させるためには、事前準備と研修中の両方でコツを押さえておくことが重要です。

事前準備

準備にはできる限り時間をかけるようにしましょう。ペンや紙、ホワイトボードなど必要なものを不備なくそろえるだけでなく、お題によっては選択肢などの準備も必要です。インターネットを使っておすすめのお題を探すのも良いでしょう。

研修中

ディスカッションを始める際には、誰がどの役割を果たすのか話し合うだけでかなり時間がかかってしまうことがあるので、特に初回は、それぞれの役割をある程度指定すると効率よく進めることができます。また、参加しないメンバーが出ないよう適切なグループ分けが必要です。

指導する立場にある進行役は、それぞれのディスカッションをよく観察したうえでどこが良かったのか、どこが問題だったのかなどを適切にアドバイスできるように、フィードバックを行うことも忘れないようにしましょう。

同期との絆を深める社内研修でもディスカッションが役立つ

社内研修で人気のディスカッションとはどのようなものか、どのようにお題を考えていけば良いのかなどについて解説しました。特に新入社員の場合、まだなかなか同期とコミュニケーションを取ることができず、接し方に困っていることが多いので、ディスカッションで同期との絆が深まるようにサポートしてみてはいかがでしょうか。

まずはご相談ください

自社の課題を整理し、最適な研修・育成の方向性を明確に。 PDCAに精通したコンサルタントが、現状に合わせた具体的な選択肢をお伝えします。

浅井 隆志
著者情報

浅井 隆志

代表取締役

現場変革のスペシャリスト。PDCAの学校代表 浅井隆志 KDDI、スバル、SoftBank等の大手企業をはじめ、全国で精力的に講演・研修活動を展開。新聞や雑誌など数多くのメディアでも取り上げられ、全国から講演依頼が殺到。「現場で成果を出すための実践的な指導」に定評がある。

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