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新入社員がどんどん辞める職場はこんな職場!すぐにチェック

新人が早期に退職する職場は必ず存在します。そうした事態を防ぐには、時代の変化とともに会社の環境にも変化をもたらす必要があります。

「昔から職場の環境がそれほど変わっていない」
「変えているつもりだけど、なぜか新人の早期退職が起きてしまう」

という会社こそ、今回の記事を通じて、新人がどんどん辞める職場にはどのような特徴があるのかをまずは理解し、今後の対策のヒントにしていただければと思います。

この記事でわかること

  • 新人がどんどん辞めていく会社の特徴
  • 新人が辞めないためにできること
目次

新人がどんどん辞めていく会社の4つの特徴

せっかく採用した新人の早期退職を防ぐためにも、まずは「どんどん新人が辞める会社の特徴」についてご紹介します。自社に当てはまるものがないか、ぜひチェックしてみてください。

特徴1:現場の片手間な指導で新人を放置している

新人を即戦力と決めつけ、現場の属人的なOJTのみで済ませている職場は、早期離職が頻発します。上司や先輩が自分の業務の「片手間」で教える体制では、指導内容にムラが生じ、新人は「放置されている」と不安を感じてしまいます。

教育を個人の裁量に任せきりにせず、組織として向き合う姿勢が欠かせません。

さらに、社員教育を怠った場合、若手社員が育たず、企業の人材成長が止まってしまう可能性もあります。以下の記事では、社員教育を実施しなかった場合のリスクについて紹介しています。ぜひ本記事とあわせてご覧ください。

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社員教育をしなかった社員ばかりだと会社は5年後どうなる?

特徴2:教育計画を「外部研修」に丸投げしている

人事や経営層が具体的な教育計画を作らず、外部研修に頼り切っている状態も危険です。どれほど優れた研修を受けても、社内に実践の場や適切なフィードバックがなければ、学びは定着しません。

「外で学んでこい」と突き放すのではなく、研修内容を自社での業務にどう繋げるか、内部環境を整えることが定着の鍵となります。

特徴3:仕事を教えてもらえない

仕事を教えてもらえない会社の特徴はいくつかあります。なかでも、「仕事が忙しくて指導ができない」という言い訳が存在してしまうことは、人事部や管理職の機能不全と言っても過言ではありません。会社あるいは部署のあり方そのものに課題があり、採用以前の問題だと言わざるを得ません。

これは、以下のいずれかが当てはまる状態です。

  • 指導する立場としての役割認識不足
  • 会社がまだ新卒採用のフェーズではない
  • 配属部署の選定ミス

この状態で新人が入社すると、上司に聞きたいことがあっても相手にしてもらえず、自分の居場所はここにはないと感じ、早期に「退職」という二文字が頭によぎるでしょう。

ほかにも、以下のような状態が、新人が仕事を教えてもらえないと感じるポイントです。

  • マニュアル整備の不備
  • 一度の指導のみで放置する体制
  • 突然の独り立ちの強要

これらの課題に対する解決策としては、以下のようなものがあります。

  • 経営層や人事部として指導する立場への役割の再認識
  • 会社としてのマニュアルの整備
  • 育成計画の作成・運用による、入社前後のギャップの解消

一番の理想は、入社前から自社の課題点を正直に本人へ伝え、そういう環境が待っていることを覚悟させることです。覚悟をさせつつ、経営層や人事部として最善の策を打つことで、「入社前はすごく厳しい環境と言われていたけど、入ってみるとすごい丁寧に指導してくれる!」と好感を得ることができます。

特徴4:面倒な仕事ばかり押し付ける

この事象は、新人を自分にとって便利な道具として扱う社員や、モチベーションを失った社員が多く在籍する会社に多く見受けられます。「新人のうちは雑用をやらせておけばいいだろう」という誤った認識がこの問題を引き起こします。

ほかにも、本音では「面倒」が理由なのにもかかわらず、「君の成長のためを思って」と表面上の体裁を整えて、あれこれ作業を振ることも新人にとっては悪影響です。

新人にもメインの役割、業務があります。上司や先輩からさまざまな作業を振られることで、本来の役割に向けた努力や勉強にあてる時間を十分に確保できず、結果的に役割を完遂できない事態は、新人のモチベーション低下に直結します。

本来の役割達成に向けた作業ならまだしも、上司や先輩の「面倒」という、新人のことを考えていない作業の割り振りは控えるべきです。

新人に仕事を振るときは、その時々の業務量やタスクに鑑みて、誰が担当すべきか十分に検討したうえで、仕事を割り振ることが望ましいでしょう。

新入社員の離職サインを見逃さないために

新人がどんどん辞める職場には、入社前後のギャップや上司との関係性、業務量のミスマッチなど、いくつかの共通した要因があります。こうした離職の兆しを早い段階で捉えるには、「GRC(ギャップ・リレーション・キャパシティー)」の観点で新入社員の状態を見ていくことが重要です。

離職につながる具体的な要因や、見逃してはいけないサインについて詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

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新入社員の「離職」につながる3つの要因「GRC」とは?若手の離職を未然に防ぐ

若手社員の退職を防ぐために、早めにできる対策とは

新入社員や若手社員の早期離職は、本人だけの問題ではなく、職場環境や日々の関わり方の積み重ねによって起こるケースが少なくありません。特に、退職を決意する前には、行動やコミュニケーションに小さな変化が現れていることがあります。上司や人事がそうした前兆に気づき、適切に対応することが、離職防止の第一歩です。

若手社員が辞める前に見られる兆候や、具体的な対策を詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

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若手社員の退職でショックを受ける前に行いたいこと

まとめ

今回は、新人がどんどん辞める職場の特徴を紹介しました。新人を採用する前に、そもそも今の環境で新人を雇い入れて大丈夫なのか検討し、受け入れ準備を経営層、人事部主導で進めていくことで、新人が辞めずにみるみる育っていく環境づくりを進めることができます。

これから新人を採用される会社は参考にしてみてください。

まずはご相談ください

自社の課題を整理し、最適な研修・育成の方向性を明確に。 PDCAに精通したコンサルタントが、現状に合わせた具体的な選択肢をお伝えします。

浅井 隆志
著者情報

浅井 隆志

代表取締役

現場変革のスペシャリスト。PDCAの学校代表 浅井隆志 KDDI、スバル、SoftBank等の大手企業をはじめ、全国で精力的に講演・研修活動を展開。新聞や雑誌など数多くのメディアでも取り上げられ、全国から講演依頼が殺到。「現場で成果を出すための実践的な指導」に定評がある。

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