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受け身な新入社員の特徴と前向きに育てるための指導法

昨今、人事担当者や上司の悩みで多く挙げられるのが「受け身な新入社員」です。仕事で活躍するうえで、受け身姿勢は早期に改善をしなければなりません。

本記事では、受け身な新入社員の特徴と前向きにさせるためにどのような取り組みが必要なのかを解説します。

この記事を読んでわかること

  • 受け身な新入社員の特徴と考えていること
  • 受け身な新入社員を前向きにするための具体的なアプローチ

目次

受け身な新入社員の特徴

それでは、まずどのような方が受け身な新入社員なのでしょうか。特徴を挙げていきます。

言われたことしかしない

一つ目は、「言われたことしかしない」です。

基本的には、上司や周囲の指示を待ってからでないと行動ができません。そのため自分から仕事を探そうとせず、他人発信で仕事を進めます。

何をしたら良いかわからない、上司や先輩に話しかける勇気がない、というようなことが原因で、この状態になっている方もいらっしゃいます。

堅実な側面もありますが、主体的に自分から仕事を取りにいく方に比べると、業務の範囲が狭まり、成長速度も遅くなる傾向があります。

会議では発言しないことが多い

受け身であるがため、会議でも発言の機会は少ないです。着席する席も上司から遠い席や、目立たないような席を選ぶことが多いです。

話を振らないと発言はありませんが、会議の後などに個人的に話を聞いてみると、実はすごく有益な考えを持っていることもしばしばあります。

このような方の思考として見受けられるのは、

  • 自分なんか発言しても意味がない
  • 話に入るタイミングがわからない
  • 緊張してしまう

というような思考をされている場合が多いです。

失敗を恐れがち

とにかく失敗を恐れます。失敗を恐れるあまり、行動が遅くなってしまったり、新たな試みへの挑戦も少ないです。失敗をすることで、周囲からの目を気にし、「周囲から何か言われているのではないか」と不安になってしまいます。周囲に過敏に反応するのも特徴としてあります。

収入UP・出世を望んでいない

他にも特徴としてありますのが、収入のUPや出世を望んでいないこともよく見受けられます。

給与がUPすることで生じる責任や、出世により部下ができることを嫌います。責任を背負いたくない、仕事でストレスを感じたくない、という心理が少なからず影響しています。

また、仕事を通じて達成したい「欲」がそれほどなく、「そこそこでいい」と考えている方が多いでしょう。待遇面よりも精神的安定を求めていると言えます。

受け身な新入社員を前向きにさせるには?

それではどのようなアプローチをすれば、受け身な新入社員を前向きに変えることできるのでしょうか。社内での指導の参考にしてみてください。

決断する習慣を作る

受け身な新入社員の特徴として、自分の意見を通そうとしない傾向があります。決断を求められたときに「○○さんに任せます」「なんでもいいですよ」と回答をしている方が多いです。

こういった場合は、普段から決断をする習慣をつくることが大切です。新入社員とランチに行ったときに、「Aのお店とBのお店だとどっちが良い?」というハードルの低い質問から始めるのがオススメです。

徐々に慣れてきたら、仕事の場面でも決断を促す質問をしてみましょう。

意見を周囲へ発信させる

受け身な新入社員の考えとして、「私なんかが発言しても…」「私なんかが決めていいのか…」という思いを持っている人もいます。

そのため、前提として「君の率直な意見を聞きたいんだ」という声がけをし、話をしやすい場づくりをしましょう。そのうえで意見を求めることで、新入社員の方も徐々に「会議では自分も発言していいんだ」というマインドに切り替わり、主体的な発言を増やすことができます。

上司など主体性のある人を参考にさせる

「主体的に仕事をしなさい!」と新入社員に伝えても、新入社員の気持ちとしては、「どうすればいいんだろう」「これでも主体的なつもりなのに」と感じている方も中にはいらっしゃいます。

そのため、「○○さんのような行動をしなさい」と、模範になる社員を事例として挙げながら指導することがオススメです。

社内に当てはまる人がいなければ、架空の人物や著名人でも構いません。対象の新入社員の方が尊敬している人物を例に挙げることで、イメージを膨らませやすくなります。

勉強や経験を積み、自信を持たせる

受け身な新入社員には、「自信がない」と感じている方が多く見られます。自分自身の知識、スキル、今までの環境など、さまざまな要因で自信がそがれていることがあります。

そのため何か一つでもいいので、この分野だけは誰にも負けない知識や行動量、スキルを身につけることで、受け身な姿勢から主体的な姿勢へ切り替えることにつながります。

また、少しでも主体的な行動をしたときに見過ごすのではなく、認めてあげる、褒めてあげることで、徐々に自信へとつながります。

まとめ

今回は、「受け身の新入社員はどのように前向きにさせる?」について、特徴と前向きにさせるポイントを記載しました。

新入社員は初めての経験が多く、最初は多くの方が自信がありません。そして自信がないために、主体的に行動できない方が多いです。

今回のポイントを実践することで、少しでも社内の教育の改善につながればと思います。

まずはご相談ください

自社の課題を整理し、最適な研修・育成の方向性を明確に。 PDCAに精通したコンサルタントが、現状に合わせた具体的な選択肢をお伝えします。

浅井 隆志
著者情報

浅井 隆志

代表取締役

現場変革のスペシャリスト。PDCAの学校代表 浅井隆志 KDDI、スバル、SoftBank等の大手企業をはじめ、全国で精力的に講演・研修活動を展開。新聞や雑誌など数多くのメディアでも取り上げられ、全国から講演依頼が殺到。「現場で成果を出すための実践的な指導」に定評がある。

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