OKRは評価制度になるか?

2023.06.12評価制度組織づくり

OKRは評価制度になるか?

OKRを活用して組織の成果を最大化する方法について解説します。そのまま自社の評価制度として取り入れられるかご検討ください。
OKRは目標管理の手法であり、Googleやインテルなどの企業でも採用されており、結果を出すための重要なツールです。今回は、OKRを活用して組織の成果を最大化する方法についてご紹介します。

OKRとは何か

OKRとは、「Objective(目的)and Key Results(重要な成果指標)」の略称で、目標を設定し、その達成度合いを評価するための手法です。Objectiveは明確な目標を設定することで、Key Resultsはその目標を達成するために必要な成果指標を設定することで、目標達成に向けた具体的なアクションプランを作成することができます。

OKRを導入するメリット

なぜOKRを導入するべきなのでしょうか?それは、OKRを導入することで以下のようなメリットがあるからです。

1.明確な目標設定ができる

OKRは、目標を明確に設定するための手法です。従来の目標設定では、大まかな目標を設定するだけで、具体的なアクションプランがなかなか立てられませんでした。しかし、OKRを導入することで、目標達成に向けた具体的なアクションプランを立てることができます。

2.組織の方向性が明確になる

OKRは、組織全体で共有する目標を設定することができます。そのため、組織全体が同じ方向性に向かって進むことができます。また、目標に対する進捗状況を共有することで、組織全体で意識を共有することができます。いわゆるベクトルを合わせるということが実現できます。

3.目標達成度合いを評価することができる

OKRは、目標達成度合いを評価することができるため、目標達成に向けたアクションプランを修正することができます。また、目標達成度合いが評価できるため、成果を出すことができる組織文化を醸成することができます。

OKRの導入方法

OKRを導入するには、以下の手順を踏む必要があります。

1.目標設定

まずは、目標を設定します。目標は、組織全体で共有する目標と、部署ごとに設定する目標の2つに分けることができます。

2.Key Resultsの設定

次に、目標を達成するために必要なKey Resultsを設定します。Key Resultsは、数値目標や期限を設定することができます。

3.アクションプランの策定

Key Resultsを達成するためのアクションプランを策定します。アクションプランは、誰が、いつ、何を、どのように行うのかを明確にします。これにはSMARTの法則や5Wがポイントになります。

4.進捗状況の共有

目標達成度合いを共有し、進捗状況を定期的に報告します。報告方法は、週次報告や月次報告など様々な方法があります。面談などを用いると副次的な効果も得られます。

OKRの活用例

OKRは、GoogleやIntelなどの企業で採用されており、その効果は非常に高いと言われています。以下に、OKRの活用例をご紹介します。

1.目標のカスケード

目標を組織全体で共有することで、各部署が同じ方向性に向かって進むことができます。また、目標を部署ごとに設定することで、目標に対する取り組みが細分化され、具体的なアクションプランを作成することができます。

2.週次報告

週次報告を行うことで、進捗状況を定期的に確認することができます。また、週次報告を行うことで、進捗状況に応じてアクションプランを修正することができます。業種や職種によって間隔は流動的です。この間隔はすなわちPDCAのサイクルとなります。

3.個人の目標設定

OKRは、組織全体で共有する目標だけでなく、個人の目標設定にも活用することができます。個人の目標設定を行うことで、個人のモチベーションを高めることができます。
特に最近の若手社員はスキルアップやキャリアアップのニーズが高まっています。会社に対するロイヤリティ、エンゲージメントを高めることにもつながります。

【まとめ】

OKRは、目標を明確に設定し、達成度合いを評価するための手法です。明確な目標設定ができるだけでなく、組織の方向性が明確な、目標達成度合いを評価することができます。OKRを活用することで、組織の成果を最大化することができます。ぜひ、OKRを導入して、組織の成果を高めてみましょう。
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