人材育成とは?具体的な方法と大切なこと
2021.06.22組織づくり
企業を安定させ、さらに大きくしていくためにも人材育成が欠かせません。しかし、人材育成と言われても、具体的に何をすれば良いのかわからない方が多いようです。
そこで、そもそも人材育成とは何なのか、どのような方法で実践すれば効果的なのかについてご紹介しましょう。効率よく人材を育成するためにも参考にしてみてください。
■人材育成とは
人材育成とは、社員を育てていくことであり、その目的は会社が求めている生産性や利益を最大化するため、それぞれの能力を発揮してもらうことにあります。
ただ単に与えられた業務を完璧にこなすだけではなく、自ら考えて、動ける人材を育てることが重要です。特に、個人が目標を持ち、それに向かって努力していける人材を育てることが大切といえるでしょう。
教育や訓練も人材育成の一つではありますが、自律性を促したり、従業員のモチベーション維持・向上のための取り組みを行ったりすることも人材育成の一つです。
■人材育成を実施する方法
具体的に人材育成を実施するにはどうすれば良いのでしょうか。以下のような方法が挙げられます。なお、企業のスタイルや社員のタイプによっても最適な方法が異なるため、よく検討が必要です。
OJT
OJTとは「On the Job Training」の頭文字を取ったものであり、職場内研修のことをいいます。普段の業務を行う中で教育訓練を行うので、業務と教育を同時に実現できるのが魅力です。現場で本当に必要になる知識やスキルを身につけることができますし、指導者である上司や先輩とコミュニケーションをとる機会を増やすことができます。
しかし、仕事ができる上司や先輩が必ずしも教育者として向いているとは限らず、思うような効果が得られない場合もあります。職場によっては自分が担当している業務で手一杯になってしまい、部下に教える余裕がないケースも多いです。
Off JT
Off JTは「Off the Job Training」の頭文字を取ったものであり、職場外研修をさします。普段の業務の中で学ぶのとは異なり、セミナーや集合研修の中で学ぶ方法です。人材育成をする際には、先にOff JTで研修を行い、その後OJTにうつるケースもあります。
自己啓発
自己啓発とは、自ら受ける教育研修方法のことであり、自分にとって必要な知識を得たり、経験を積んだりします。自分の時間を活用して実施することができるのが魅力ではありますが、向上心のある人とそうでない人で実施率や実施回数に差が出やすいです。
eラーニング
eラーニングとは、インターネットを活用した学習形態のことです。講師と受講者が同じ場所にいる必要がないので自由度が高く、時間や場所の拘束がないのが魅力といえるでしょう。
知識確認テストなどを行えるものもあるため、本当に受講者が理解しているのか確認できます。ただ、長時間のeラーニングは最後まで閲覧する人が少なく、工夫や調整が必要です。
■人材育成をする際に重要なこと
人材育成をするにあたり、重要なことがいくつかあります。以下のポイントをおさえておきましょう。
現場の課題を抽出しておく
現在、どのような課題があるのか把握しておくことが重要です。幹部社員から話を聞くほか、一般社員からもヒアリングを行いましょう。
研修などを実施する際にも、先に現場の課題を抽出しておかないと本当に自社に向いているものを選べない可能性が高くなります。特に、今すぐに解決しなければならない問題や課題がある場合、優先して取り組んでいかなければなりません。
企業の将来像や経営方針を理解しておく
今現在の状態が良くない場合は、それを改善することを最優先にする必要がありますが、企業の将来像についてもよく確認しておきましょう。例えば、将来的にあと10人ほど管理職スキルを持つ人材がいたほうが良いと考えているのであれば、早い段階からそのための育成を行っていかなければなりません。
経営方針などもあわせて、いつまでにどのような人材が必要なのか考えましょう。
自発性を育てる
「会社に研修を受けたほうが良いと言われたから受けた」ではなく、「業務に必要な知識が学べると知り研修に参加した」といったように自発性を持って学んでもらったほうが理想的です。
意欲的に研修に取り組むか否かで、同じ研修を受けたとしても学べることや身に付く事が変わってきます。
社員の自発性が足りないと感じているのであれば、これを改善するための研修を受けてもらうか、育成方法を見直すなどしてみましょう。
■人材育成とは会社を育てることでもある
人材育成とは何かについて解説しました。会社を支えていくのは社員です。そのため、社員をしっかり育てることは、会社を育てることにもつながります。経験を積めば勝手に育つ、わざわざ研修などを行う必要はないと考えている企業もあるようですが、効率的に知識や経験を積んでいくためには、人材育成について考えたほうが良いでしょう。
企業によって向いている育成方法が変わるので、自社に向いているのはどういった方法か検討したうえで行ってみてください。
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