人事・教育担当必見!人材マネジメントの基本とは?
2021.05.10
人事や教育担当者の方は、どのようにして人材のマネジメントを行っていくのかの基本についておさえておかなければなりません。しかし、そもそもなぜ人材マネジメントが必要なのか理解できていない、どのように行っていけば良いのかわからないといった方のために、考え方やポイントについてご紹介します。
■人材マネジメントとは
企業の理念として定めている通りの営業を行ったり、経営目標として定めているものを達成したりするためには、それを実現するための人材が必要です。そして、その人材を活用するために行われる仕組み作りが「人材マネジメント」です。
例えば、企業を支える人材を確保するための採用制度や、様々な事業を行うためにも欠かせない教育制度、正しく人材を評価するための評価制度のほか、それぞれの努力や働きに見合った報酬が得られるようにするための報酬制度などが該当します。
企業にとって、人材は財産です。人材マネジメントを適切に実践することによって人材が育ちやすくなり、結果として企業も大きくなります。従来の人事管理と異なる点として挙げられるのが、人事管理では人事に関連した目線で物事を考えますが、人材マネジメントでは人事だけでなく、経営の目線からも人材を活用する仕組みを作るという点です。どちらかに特化するのではなく、総合的に考えることにより、効率的な人材活用の仕組みを作ることができます。
■人材マネジメントの基本ポイント
人材マネジメントについて考える際に、基本ともいえるポイントを3つご紹介します。
人材マネジメントの内容と企業の戦略に一貫性を持たせること
人材マネジメントは、人材を活用するために効果的な仕組みを考えることなのですが、その際に採用戦略や企業戦略、事業戦略などがそれぞれバラバラだとなかなかうまくいきません。
例えば、企業戦略と事業戦略で言っていることが違うと、従業員もどこに向かって努力していけば良いのかわからなくなってしまうからです。必ず全体的な一貫性を持たせて考えるようにしましょう。一つの目標、目的に向かって従業員全員で努力していけるような形が理想です。
先に人材マネジメントの運用について考えるのではなく、まずは企業が立てている経営戦略やビジョンといったものを中心に考えるとブレにくくなります。
社員一人ひとりに業務目標を設定させること
人材マネジメントでよくある失敗が、企業としては人材活用のための努力をしているものの、実際に働く従業員が自分自身の業務目標を設定しておらず、全体的なやる気や、目標達成までのスピードが徐々に落ちてしまうケースです。
先に一貫性を持った人材マネジメントの内容について考え、その後に従業員一人ひとりが何を努力するのか、目標を作ってもらうようにしましょう。ただ与えられた仕事をこなしていくだけでは、会社にとって本当に求められる人材にはなれません。従業員と組織がお互いに刺激しあい、モチベーションを高めていけるようにしましょう。
各種情報をすべての社員と共有すること
人材マネジメントは、企業側が一方的に考えて実践すれば効果が出るものではありません。重要なのは、企業側と、既存の従業員がともに理解し、実践していくことです。そのためには、従業員と情報を共有することが非常に重要だといえるでしょう。
例えば、目標を達成するまでの間で思わぬトラブルなどが発生してしまうことがありますが、従業員が人材マネジメントについてきちんと理解している場合、臨機応変にそのトラブルに対処することができます。
それから、従業員への人事評価についても透明性を持たせることが重要です。与えられた評価に対して不透明さが強く、内容を理解できないようだと人事への不信感に繋がってしまうことありますが、これらの情報をしっかりと共有しておくことにより、人事評価の透明性を高めることができます。
迅速な問題解決を心がけること
何か問題が発生した際に、すぐに対応できるように備えておくことが重要です。特に人でマネジメントを始めたばかりの時期は予想外のトラブルが発生しやすいので、十分に備えておきましょう。
例えば、今後発生しそうな問題について備えるためには、現在の会社の状況を分析するのに便利なSWOT分析と呼ばれる方法が使われることがあります。これは、外部環境と内部環境の両方でプラス要因とマイナス要因を理解し、会社の弱い部分を強くしていくのに効果的な方法です。他にも、何か問題が起こってしまい、その原因を解析するためにはロジックツリーと呼ばれる方法がとられることがあります。問題を細かく分析するのに適している方法なので、自社に合っている問題解決の方法についてあらかじめ検討しておきましょう。
■人材マネジメントは従業員のモチベーション向上にもつながる
人材マネジメントの基本についてご紹介しました。適切な人材マネジメントができれば、従業員一人ひとりが目標をもってそれを達成するために行動するようになるので、自身のモチベーションや満足度も高まります。
これにより労働生産性も確保していくことができるので、人材マネジメントは非常に魅力的だといえるでしょう。会社にとっての財産である従業員にとって働きやすい環境を作ることにも繋がります。
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