新入社員の悩みで多い「コミュニケーションがうまく取れない」についての対策

2021.02.01

教育係を任されたものの、新入社員とうまくコミュニケーションが取れず、どうすれば良いか悩んでいる人もいると思います。世代や育ってきた社会的環境が違うのだからと片づけるのは簡単ですが、コミュニケーションが取れない根本的な原因とは見当外れなこともあります。 新入社員とコミュニケーションがうまく取れない時の対策についてご紹介します。

 

新入社員 コミュニケーション 悩み

コミュニケーションをうまく取れないのは、新入社員が仕事や社会人としてのマナーを理解していないからなどと考えてしまうかもしれません。もちろん、新入社員にも多少の問題はあるかもしれませんが、上司や先輩側に問題があることも事実です。 新入社員にとって、あまり良いコミュニケーションの取り方をしていないこともあります。どのような接し方がNGなのか、新入社員とコミュニケーションを取るうえで気を付けたい点を整理しましょう。

 

良いコミュニケーションとは?

コミュニケーションの語源は、ラテン語の「コミュニス(communis)」という「共有、共通」を意味する言葉が語源と言われています。 このことからもわかるように、コミュニケーションとは「対人間での情報の共有(伝達)」のことを指します。 コミュニケーション能力を高めようとすると、「相手にいかにうまく伝えるか」に意識がいきがちですが、コミュニケーションを考えるうえで最も大切なことは、「双方向の会話」であるかということです。 矢印は一方通行ではなく、互いに向いている状態であることをイメージしてみるとわかりやすいかもしれません。 相手への伝達だけでなく、「相手からの情報をいかに上手に(的確に)受け取るか」という点も押さえておくことが重要です。

 

悪いコミュニケーションとは?

 

部下と話をしていると、つい自分の意見を言いたくなるときがありますよね。相談されたわけではないのに、ときには部下を言い負かそうとしてしまうなんてことも…。友人やご家族ならともかく、相手が部下の場合は自分の意見を押しつけることは避けたほうが無難です。 相手の価値観を認めず、自分の意見を押しつける姿勢で接することは、人間関係を壊す一因となりかねません。考え方も働き方も人それぞれなので、一方的な会話では平行線をたどるどころか、今後どんなアドバイスも受け入れてもらえない可能性すら出てきます。部下とよりよい関係を築きたいなら、まずは相手の気持ちを理解すること。良かれと思ったとしても、自分の意見を一方的に押しつけるのは逆効果と肝に銘じましょう。

 

新入社員が抱えるよくあるコミュニケーションの悩み

 

 

敬語がしっかり話せない

これまで明確な上下関係がある環境にいることがなかったので、学生言葉の延長の適当な敬語しか使ってこなかった経験から、社会では役に立たないのではと悩む新入社員も少なくありません。

 

目上の人と会話が弾まない

「上司や同僚と会話が続かない」と感じている新入社員も、一定数いると思います。話題がなかなか見つからずに、逃げ出したくなるような気まずい空気になってしまう経験は、誰でも一度は経験していることかもしれません。

 

苦手・嫌いな上司がいる

 

「苦手な上司がいるから会社に行くのが憂鬱」「厳しい」「理不尽な説教や発言」「責任を押し付ける」といった明確な理由の他に、「なんとなく合わない」という理由で職場のある人を苦手・嫌いと感じている新入社員も多いかもしれません。

 

新入社員のコミュニケーション力を高めるには

 

 

話す機会を設ける

「従業員同士のコミュニケーションは重要でない」と思う上司は少ないでしょう。だからこそ、定期的に話す機会を設けることは大切です。例えば毎週決まった時間に面談を入れてしまえば、コミュニケーションをとらざるを得ない環境をつくることが出来ます。 この機会がなければ、業務時間の中で雑談をする程度、飲み会の場でみんなと一緒に会話する程度だったという上司と新入社員も多いかもしれません。話す機会を設けることで、コミュニケーション量は必然的に増えることが、期待できます。

 

理解力を確認する習慣をつける

新入社員に、考えていることを話してもらうように意識するのもオススメです。そうすることにより、新入社員が今どの程度、業務を理解できているかが確認できます。新入社員が何を理解し、何を見落としているのを確認できれば、上司もアドバイスしやすくなります。

 

会話の準備をさせる

新入社員とコミュニケーションをとるうえで、実は大事なのが会話の準備をさせること。例えば前もってスケジュールをおさえ、上司は何を話すかアジェンダを決めておき、部下は聞きたいことをまとめておくと、新入社員も何を話すのかが自分の中で明確化されます。 上司のほうは、「事前に話したいこと用意しておいてね」などと声をかけておくと、それがコミュニケーションにもなります。

 

まとめ

どんな職種でも、人と関わる以上コミュニケーションのスキルは必要不可欠。自分が上司の立場なら、部下との接し方にも気を配らなくてはなりませんよね。仕事を円滑に進めるうえで、部下との人間関係を築くことは重要な業務のひとつといえるでしょう。

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