コア人材とは?役割や育成方法をご紹介

2021.06.22組織づくり

コア人材とは?役割や育成方法をご紹介

企業の中心となり会社を支えてくれる人物を育てたいと考えているのであれば、コア人材の育成に取り組んでみるのもおすすめです。具体的にコア人材とはどのような人のことをいうのか、持っている役割や育成するためのポイントについてご紹介するので、参考にしてみてください。

■コア人材とは?

コア人材とは、その名の通り中核(コア)として企業を支える存在のことです。コア人材の働きにより、企業の成績が大きく変わります。
流動的労働力であるアルバイトや派遣社員、契約社員、派遣労働者、パートタイム労働者といった方たちはフロー人材と呼ばれるのですが、社員に比べて退職する可能性が高くなるため、企業の業務の中でも特に重要な部分はフロー人材ではなく、社員から選抜したコア人材に任せるのが一般的です。

コア人材は業務において専門的な知識を持ち、右に出る者がいないような人をいいます。また、業務に前向きに取り組むことができて、企業を発展させるためになくてはならない存在です。

企業を成長させていくためには、コア人材を育成することが必須といえます。

■コア人材が担う役割

コア人材は、実に様々な役割を担っています。代表的なのは、以下の4点です。

企業の創業期

創業したばかりの会社はまだ全体的な方向性が定まっておらず、それぞれが何をすれば良いのかわからないために業務が停滞してしまうことがあります。コア人材が全体をまとめることができれば、それぞれの効率性を高めることが可能です。

企業の成長期

企業が成長していくためには、会社全体で連帯し、業務や問題解決に取り組んでいかなければなりません。コア人材はこの連携をサポートするほか、組織を強固なものにしていくために活躍します。
専門性の高いスタッフやチームリーダーとしてコア人材を配置することにより、業務が滞りなく、なおかつ効率よく行えるように現場を支えることができます。

企業の多角期

多角期は、業務がある程度波に乗り、これまで培ったノウハウを活かし新たなビジネス展開を目指していく時期です。このタイミングでコア人材に求められる役割とは、現在の会社がどのような状況であるかを的確に分析・判断し、今何をすべきなのか、何が求められているのかを見極めることにあります。
そのうえで、会社をより良くしていくためのビジネス展開について上司や周囲を説得し、導いていく役割が大きいです。

企業の変革期

これまでとは違った角度でビジネス展開を検討していく時期である変革期には、他の社員では考えられないようなアイディアや分析力、構想力に優れた戦力スタッフがコア人材として活躍します。企業にとって新たな可能性を見いだしてくれる存在です。

■コア人材を育成する方法

コア人材を育成する方法

コア人材は企業にとって欠かせない存在ではありますが、企業の中にはコア人材の育成がうまくいかず、悩んでいるところも多いです。育成のポイントについてご紹介しましょう。

社員のスキル把握

一口にコア人材といっても、企業が創業期、成長期、多角期、変革期のどの段階かによって求められるスキルが異なります。まずは社員の分析を行い、それぞれがどのようなスキルを持っているのか企業として把握するようにしましょう。
同時に、どういったスキルが不足しているのかを把握することも重要です。

この際、スキルマップを活用すると良いでしょう。スキルマップとは、業務を行ううえで必要なスキルを一覧にした表のことであり、各社員がどのスキルを満たしているのか記入していくことにより、それぞれが持っている現状のスキルについて把握することができます。

なお、職場でスキルマップを導入することになった場合は、社員に対して何の目的で導入するのか、どういった効果が期待できるのか共有しておくと良いでしょう。評価については明確な判断基準を作っておいたほうが、社員も結果に納得しやすくなります。

研修機会の充実

コア人材に求められるスキルは非常に多く、専門性も高いです。普段の業務の中で自然に身につけるのが難しいようなこともあるので、研修機会を増やして研修の中で専門的な知識や経験を積むのが効果的です。
社内で学べる事だった場合は、配属先を変えたり、業務を変えたりすることでも学びにつながります。その際、配属先でも研修を行うようにすると良いでしょう。

やりがいを感じられる業務を体験させる

組織を引っ張っていく存在でもあるコア人材は、困難を乗り越える力を持った人でなければなりません。特に難しいプロジェクトや子会社経営といった難易度が高い業務を乗り越えられた人は、優秀なコア人材になります。
本人がやりがいを感じられるような、難易度の高い業務を任せることも検討してみましょう。無理をさせるのではなく、成功体験で成長してもらう目的が大きいです。

■コア人材は会社を支える重要な存在

コア人材は会社を支える重要な存在

コア人材とは何か、どのような役割を持っているのかについて解説しました。コア人材は会社が大きく発展していくためにも欠かせない存在です。誰をコア人材にするのか、どのように育てていくのかについて、よく検討する必要があります。
その人材が新入社員なのか、中堅社員なのかによっても育成法が変わってくるので、研修などもうまく活用しながら、会社を引っ張っていってくれる存在を育ててみてはいかがでしょうか。

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