職場マネジメントとは?事例もご紹介
職場環境の改善やチームの活性化を図るうえで、重要な役割を果たすのが「職場マネジメント」です。働きやすい環境を整え、組織の力を最大限に引き出すためには、管理職を中心とした適切なマネジメントが欠かせません。
この記事では、職場マネジメントの基本的な考え方をはじめ、求められる能力や具体的な事例についてわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- 職場マネジメントとは何なのか
- 職場マネジメントで必要な能力
- 職場マネジメントの事例
- 職場マネジメントの効果
目次
職場マネジメントとは
職場マネジメントとは、現在の職場環境をより良くするために職場全体をまとめたり、調整したりすることをいいます。例えば、上司が横暴でパワハラが横行しているような職場では、思うように自分の力を発揮することができません。
毎日ストレスを抱えながら働くことにもなります。このような事態に陥っている場合は、適切なコミュニケーションが取れるように職場マネジメントで環境を整える必要があるでしょう。
また、周りにモチベーションの低いメンバーばかりが集まっているような状況だと、徐々にやる気のある人もモチベーションが低下してしまうので、全体でやる気を持って働けるようサポートするのも職場マネジメントです。
指導する立場にある管理職と社員の間で、ワーク・ライフ・バランスの認識が異なることもあります。
時代の変化とともに働き方も変わってきているので、昔ながらの考え方や働き方を押し付けてしまうのではなく、社員一人ひとりの立場に立って考えて、最適な働き方を提案しなければなりません。
これを実現するための知識や工夫を管理職に理解してもらうのも、職場マネジメントの一つと言えます。
職場マネジメントで必要な能力
職場マネジメントを行うのは、管理職の立場にある方が多いです。どのような能力が求められるのかについて解説します。
業務内容の管理・改善
まずは、職場の現状を正しく理解する能力が必要です。そのためには業務内容の管理が欠かせません。
業務内容の管理が適切に行えるようになると、どこをどのように改善すれば良いのかが見えてきます。もし、社員が働きにくいと感じているポイントがあれば、そこを改善することにより、更に働きやすい職場づくりに繋がるでしょう。
以下の記事では、管理職に求められる問題解決能力について解説しています。マネジメントに通じる部分もありますので、ぜひ本記事とあわせて参考にしてみてください。
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ワーク・ライフ・バランスに対する理解
ワーク・ライフ・バランスとは、仕事と生活の調和を意味します。仕事に重点を置くと生活の質が悪くなってしまう可能性があります。
また、生活に重点を置くと仕事がおろそかになってしまうことがあるため、それぞれのバランスをとることが重要です。
管理職に就いている方の中には、何よりも仕事を優先して過ごすべきという考え方を持っている方もおり、育児休暇を好ましく思わなかったり、部下も自分と同じように休日返上で残業して働くべきといった考え方を持ったりしている方がいます。
しかし、このような職場環境はストレスが大きく、部下のモチベーション低下につながってしまう恐れがあるため、注意しなければなりません。
職場マネジメントを行う方は、ワーク・ライフ・バランスの重要性を理解し、働きをする職場づくりをすることが求められます。
部下の育成
職場マネジメントでは、部下を正しく育成する能力が求められます。ただ単に自分の考えを押し付けたり、強要したりするようでは部下から信頼されません。
正しい指導方法や部下のモチベーションを上げる褒め方、コミュニケーションの取り方を理解している人が職場マネジメントを行うのに向いています。
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労務管理
労働時間や労働日数を管理するだけでなく、ハラスメントやメンタルヘルスに適切に備えるのも、職場マネジメントで必要な能力です。労働条件などは個人によって異なるので、それを理解したうえで管理を行っていかなければなりません。
特に、社員の中でも短時間勤務制度を利用している社員の場合、そうでない社員に比べて働く時間が限定されてしまうので、より細やかな労務管理が必要になります。
チームの目標設定・推進
チームで掲げる目標については、メンバーで共有することが重要です。チームメンバーがやりがいを持って取り組めるような目標を設定し、それを推進していく能力が求められます。
職場マネジメントの事例をご紹介
職場マネジメントについて、事例をご紹介しましょう。
子育て支援に関する事例
管理職を対象に、社員が子育て支援を取得した場合の対応について理解してもらうための取り組みを行った事例です。
研修などで、子育て支援制度を利用した社員に対するサポートや、負担が増える社員をどのように支えていけばいいのか学びました。
お互い様の精神を根づかせた事例
休業者に対して不満が出ないよう、「お互い様」の精神を育てて職場に根付かせた事例です。
休業者の仕事をカバーするための体制づくりや、報連相の徹底を行うことにより、全体の結束力を高め、休業者をサポートできるようになりました。
仕事の生産性を上げることにもつながる
この記事では、職場マネジメントとは何かについて解説しました。
多くの企業ではできるだけ職場環境を良くしようと考えていますが、具体的に何をどうすれば良いのかわからず、対策が取れていないケースもあるでしょう。
その際には、職場マネジメントを実践し、改善すべきポイントを考えたり、ワーク・ライフ・バランスに対する理解を深めたりしていく必要があります。
働きやすい職場づくりができれば結果的に生産性を上げることにもつながるので、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか。
浅井 隆志
代表取締役
現場変革のスペシャリスト。PDCAの学校代表 浅井隆志 KDDI、スバル、SoftBank等の大手企業をはじめ、全国で精力的に講演・研修活動を展開。新聞や雑誌など数多くのメディアでも取り上げられ、全国から講演依頼が殺到。「現場で成果を出すための実践的な指導」に定評がある。