チームビルディング5大ポイント
2022.09.02マネジメント
チームビルディングに必須の5大ポイントを解説します。1人1人の生産性を向上させ、チームの成果を最大化させるための具体的なポイントです。自チームにあてはめながらぜひチェックをしてみてください。
チームビルディング5大ポイント
1.理念・ビジョンの共有
2.役割分担と責任所在
3.リーダーシップ
4.社内コミュニケーション
5.メンバーケア行動
1.理念・ビジョンの共有
企業には存在意義が必要です。企業とは営利活動を通じ、租税公課、雇用の創出などの役割意外に、社会的な存在意義が問われます。これを一般的に経営目的、経営理念、ミッションやビジョンと呼びます。
チームビルディングで最も重要なのは目指すべきもの(理念やビジョン)を常に共有し、意識づけることです。理念や大切にるべき価値観を浸透させることで、行動の質を高めることができます。また目的やビジョンを常に意識させることで働くモチベーションを与えます。
理念やビジョンは存在するだけでは機能しません。朝礼で唱和をさせ暗記させたところで効果を発揮しません。管理職が常に自分の言葉で、かつ業務に合わせて伝え続けることが重要です。
2.役割分担と責任所在
営業職なら与えられた月の予算がありますが、営業以外の職種ですと役割がフワっとしているケースが多く見受けられます。各部署ごと、各位ごとに求められる成果は何か、求められる役割は何かを設定する必要があります。
また課長、係長、主任などのポジションに応じての役割も明確に規定する必要があります。職務や職域を設定することで当事者意識を育むことができます。チームビルディングの初めの一歩は個人の役割を明確にすることからです。個人の役割が明確になり、メンバー同士でその役割を認識することができれば、支援やサポートがしやすくなります。
チームは自分の責任を果たそうとすることと、チーム内のメンバーを補完しあうことで成り立ちます。協働が弱いチームであれば、個人の役割を設定し、チーム内で可視化や進捗の共有をおススメいたします。
3.リーダーシップ
リーダーシップとは人を動かし効率よく達成するための行動です。リーダー役がメンバーの課題解決のサポートをしたり、進捗を促す指針を与えたりします。多くのメンバーはリーダーの指揮や指導を期待します。悪い言い方をすれば指示待ちです。
メンバー全員が主体的になることは好ましいですが、そのようなチーム運営は理想であり、現実的ではありません。IT企業のように技術者が集まり、フラットな組織形態も増えてきましたが、やはりプロジェクトごとにリーダー役は存在します。リーダーシップはチームとしての成長や変革を促進させる未来志向的な役割も担います。
4.社内コミュニケーション
社内コミュニケーションを活性化させる目的として・ナレッジの共有・相互理解・信頼関係構築の3つがあります。生産性を向上させるためには個々が業務で掴んだ効率の良い方法や無駄やムラを共有し、情報をチーム内に蓄える必要があります。体験や経験から培われたノウハウをチームで共有することで組織力を向上させることができます。
前述した役割分担と責任所在を明確にし、チーム内のサポートや支援を促進するために、個々の取り組みや進捗の共有が必要となります。企業活動は人の活動でありまさに人間生活と言えます。チームビルディングは人の集まりによって成り立ちます。
そこでの信頼関係は間違いなく必要となります。信頼関係は会話から自分を知ってもらい相手を知る安心感から醸成されます。自分への自信(自己信頼)のメンバーが集って、相互信頼が築かれます。
5.メンバーケア行動
時代は変わり、メンバーの身体的な健康のみならず、心の健康管理も今や管理職の仕事となりました。メンバー同士でお互いを気遣い、お互いに支えあう精神的な繋がりも強いチームに欠かせません。
これは信頼関係から生まれるものですが、メンバーケアの行動から信頼関係が生まれることもあり得ます。メンバー同士で、励まし、共感し、時には指摘しあえる環境・雰囲気作りが求められます。
チームビルディングの注意点
多様な個人が集団を形成すると同調圧力や集団的手抜きと言われる現象が起きます。団結力の度合が強ければ強いほどに集団基準や集団規範が形成されて、やがてそれは同調圧力になります。また、人数が多くなればなるほど、危機感や安心感が生まれてしまい、一人一人のパフォーマンスが落ちてしまう手段的手抜きも生じます。
みんなで意見を出し合うというのは聞こえは良いものの、このような状態のチームでは、浅はかな意思決定がされてしまうという傾向もあります(集団浅慮:グループシンク)また、極端に慎重になったり極端にリスクを取りに行くという行動も起こりえます(グループシフト、リスキーシフト)
チーム運営にはやはりリーダーによるリーダーシップが欠かせません。
あなたのチームは何点ですか?
生産性を向上させるためのチームビルディング5大ポイントについてお話をいたしました。それぞれ100点満点のスコアを付けたら何点を付けられますでしょうか。
50点以下のものがあればチームとしてのウィークポイントとなり離職やハラスメント等、何かしらの弊害が生まれる恐れがあります。80点以上の項目はチームの強みです。ウィークポイントは65点以上になる程度に補完し、強みを更に強固にするチームビルディングを推奨いたします。
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