経営者に必要な知識、スキルとは?
2021.04.25
事業を存続していくにあたり、経営にまつわる基本的な知識やスキルは大切です。
「取るに足りないこと」だと片づけ、経営に欠かせないルールの設備や、知識・スキルを蔑ろにしてしまう方も中にはいらっしゃいます。
そうした結果、取返しのつかない状況に陥ってしまい、事業の存続が危ぶまれるケースも少なくありません。
本日は、最悪のケースを回避し、企業の発展を遂げるうえで大切な知識やスキルについてお伝えします。
コンプライアンス知識
コンプライアンスとは、企業が法令や規則を守ることを指し、経営活動を行ううえで秩序を乱したり、非難されたりしないような行動をとらないことを言います。
損失を隠すための不正会計や、残業などの長時間労働の労働問題。
個人・顧客情報の漏洩などの「個人情報流出」、消費期限、賞味期限など偽装による「食品問題」などさまざま挙げられます。
企業はコンプライアンスを遵守することを求められるため、社内独自のルールの策定と、働く社員への周知や運用を徹底する必要があります。
また、不祥事が発生した際の対処方法まで設け、真摯な姿勢とスピードが求められます。
リスクマネジメント
リスクマネジメントとは、経営活動において生じる可能性のあるリスクを想定、把握し、あらかじめリスクを回避、分散することで、損害や損失を最小限に抑えることです。
違反行為や不祥事、企業のイメージ悪化の他に、自然災害や事故などさまざまな 要因が挙げられます。
企業は生じる可能性のあるリスクを想定し、緊急時でも適切に対応できるよう事前準備を進めておくことが大切です。
資金運用
資金運用とは、経営活動において、事業ごと、活動ごとにどれくらいの資金を割り当てるのかを、会社の成長と事業の拡大に合わせて割り当てることです。
各事業の拡大フェーズに沿った資金の割当や計画的な運用ができていなければ事業の成長スピードにも影響します。
ですから、企業は資金運用の優先順位を明確にし、適切に資金を運用していく必要があります。
リーダーシップ
リーダーシップとは、指導力や統率力のことを指し、組織をけん引するリーダーとしての資質やスキルが求められます。
具体的には、会社と自身の価値観や理念に基づいた目標を設定し、目標達成を実現できる体制の構築や周囲の人々の意欲を高めることで、経営・事業における課題や障害を解決することができます。
また、社内の人間関係においてもコミュニケーションの円滑化、信頼関係の構築、社員一人ひとりのモチベーションアップを図り、チーム全体が目標達成に向かって前進していける環境を作ることもリーダーの役割です。
コーチング
コーチングとは対話を用いて対象者の成長や目標の達成、課題解決に導くコミュニケーションを指します。
対話の中では直接教えるのではなく、対象者自身が自発的に気づき、発見ができるよう質問を織り交ぜながら成長を促すマネージメントの手法の一種です。
ただ質問をするだけでなく、十分な傾聴を行ったうえで相手の話しやすい環境を整えることもコーチングを最大限に生かすポイントとなります。
ですから、質問の仕方を工夫するだけでなく、傾聴力、信頼関係が重要となります。
コミュニケーション能力
企業が目標の達成を目指すうえで、コミュニケーションを円滑化させることは重要な取り組みです。
コミュニケーションがとれていないことで、チームの統率がとれず会社の想いや、上司の出す指示の意図を組めず生産性低下に繋がります。
また、その他の問題に繋がるなど様々な形で事業活動の妨げになる恐れがあります。
そのため、社内のイベントやミーティング、面談などを用いてコミュニケーションを促進するほかに、場合によってはコミュニケーション力を高める教育を行うなどの施策を講じる必要があります。
決断力
昨今、ITの発展やグローバル化、コロナによる遠隔での働き方が当たり前となりました。
そんな現代社会は、時代の変化スピードも早く、より一層経営層の迅速な決断が求められるようになりました。
これまでのような事業や経営では時代に乗り遅れてしまい発展を見込めない状況に陥るケースもあります。
そんな中、経営層には一手も二手も先を読み、迅速かつ的確な決断を迫られます。
そのため、今後の事業発展のためには決断力を養うことが必要となります。
経営者研修の特徴
経営者向けの研修には、法的な義務や責任、リーダーシップ、コンプライアンス知識、会計財務、組織マネージメントなど、昨今の経営環境を反映させた知識やスキルを学ぶことができます。
激変する経営環境の中、乗り越えていくためには経営者のマネージメント能力が問われるため、経営者自ら学び知識や能力を養うことが重要となります。
まとめ
今回は、経営者に必要な知識、スキルということで、必用な知識やスキルのポイントをお伝えしました。
経営者には会計財務の知識や経営戦略の基本のほかにも、SDGs、ESG、CSVなどステークホルダーへの対応や、法的な義務と責任、コンプライアンスなどについて学ぶ必要があります。
また、今回お伝えした内容の他にも、採用難による人材不足に対応するために社員1人ひとりの成長を促進する取り組みなどが求められます。
社員が育つ仕組みや風土作りを行うことが重要です。
「取るに足りないこと」だと片づけず、最悪のケースを回避し、企業の発展を遂げるためにも、今回の内容を是非ご参考ください。
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