【調査】理想の新社会人・上司像とは!?
2020.08.12
今回は理想の新社会人・上司像に関する調査を元に、最近の若手と上司との考え方のギャップを取り上げ、人材育成における留意点を取り上げたいと思います。
全国の20歳~59歳のビジネスパーソン900名と、この春から新社会人になる20代学生(以下「新社会人」)100名を対象とした調査です。
・どのような新社会人になりたいか
新社会人(100名)を対象に、どのような新社会人になりたいか尋ねる調査が行われたところ、「プライベートの時間も大切にする」(41.0%)が最も高く、次いで、「無理のない範囲で働く」(35.0%)、「周りとの調和を大切にする」(30.0%)、「積極的にコミュニケーションをとる」(26.0%)、「効率良く仕事をこなす」(25.0%)となった。新社会人の多くが、仕事一辺倒ではなく、プライベートも充実させたいと考えているようだ。(記事より)
最近の若手の傾向として「ワークライフバランス」を重視しています。
「ブラック企業」よりも「ホワイト企業」で働き、プライベートも謳歌しながら、職場では「調和」を大切にしていこうと考えているようです。
・どのような新社会人に来てほしいか
ビジネスパーソン(900名)を対象に、どのような新社会人に職場に来てほしいと思うか尋ねる調査が行われたところ、「周りとの調和を大切にする」(34.7%)が最も高く、次いで、「気配りを欠かさない」(27.2%)、「積極的にコミュニケーションをとる」(27.0%)、「効率良く仕事をこなす」(26.7%)、「上司の指示をしっかり理解する」(21.1%)となった。(記事より)
上司としては「ガツガツ系」よりも「調和を大切にする」「気配りを欠かさない」人に職場に来てほしいようだ。新社会人らしく職場を明るくしてくれるフレッシュで素直な人材が求められていると言えます。
② #理想の上司像
・理想の上司像
新社会人(100名)を対象に、職場にこんな上司がいたらいいなと思う、“理想の上司像”を尋ねる調査が行われたところ、1位「ホンワカ上司(穏やかで落ち着いている)」(42.0%)、2位「アドバイザー上司(的確なアドバイスをくれる)」(41.0%)、3位「癒し系上司(優しく接してくれる)」(37.0%)、4位「カウンセラー上司(困った時相談に乗ってくれる)」(32.0%)、5位「世話好き上司(部下に対する面倒見が良い)」「フラット上司(好き嫌いで判断しない)」(いずれも30.0%)となりました。他方、「カリスマ上司(強力なリーダーシップがある)」(11.0%)と「鬼上司(時には厳しく叱ってくれる)」(10.0%)、「熱血上司(仕事に情熱を持っている)」(7.0%)は約1割にとどまった。(記事より)
いわゆる「熱血上司」よりも「優しく」「面倒見の良い」上司を求めているようです。
最近の若手はフィードバックや指示を求める傾向にある。その傾向から「アドバイス」をくれて、「相談に乗って」くれる上司を求めていると言えます。
③ #まとめ
今回の調査で新社会人は「ワークライフバランス」を重視していました。
上司は「調和を大切にし、気配りのできる」新社会人を求めていました。
理想の上司像としては「優しくて、面倒見のよい」が上位でした。
理想像を把握することで、お互いのすれ違いを防ぎ、寄り添いながら仕事をし、職場を作っていくことが若手の離職予防や早期戦力化につながっていくと言えます。
ぜひ、皆さんの職場でも理想の「新社会人像」「上司像」を共有し合ってみてはいかがでしょうか。
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