企業の人材育成を進める方法やポイントを解説
2021.11.11若手育成
どの企業においても、人材育成は非常に重要な問題です。人材育成が成功するか否かによって、企業の将来が変わる可能性もあります。
そこで、企業が人材育成を行う際におさえておきたいポイントについてご紹介しましょう。人材育成の進め方や、人材育成を成功させるために注意すべきことなどについて解説します。
■企業における人材育成の重要性
そもそも、なぜ企業は人材育成を行うべきなのでしょうか。人材育成の重要性として、以下の2つが挙げられます。
人材の確保と定着率向上
近年は少子高齢化の影響が大きく、企業によっては十分な数の人材を確保するのが難しい状態です。人材育成環境が整っていないと自社を選んでもらえる可能性がさらに低くなってしまうため、人材確保のためにも人材育成に力を入れることが欠かせません。
また、人材の確保自体ができたとしても、実際に働き始めた際に企業の育成体制が不十分だと感じられてしまった場合は、他社に流れてしまう可能性があります。せっかく優秀な人材を確保できたとしても定着してもらえなければ結果として人材不足につながってしまうでしょう。
また、人材の定着率が低下してしまうと、企業としては人材育成の機会を失う結果となります。どのように人材育成を行っていけば良いのか増々わからなくなり、さらなる人材不足を引き起こしてしまう可能性もあるのです。
一人ひとりにあった研修で生産性を向上
人材不足の関係もあり、生産性を向上させるためにはとにかく人を雇えば良いとは言えない状況になっています。そこで注目すべきなのが、社員それぞれにあった研修を行い、一人あたりの生産性を向上させるための取り組みです。
大量の仕事を任せて無理に生産性を向上させるのではなく、効率よく業務を進めていくための人材教育や研修に力を入れましょう。
■企業が人材育成を進める方法
具体的に企業が人材育成を進めるためには、どのように取り組んでいけば良いのでしょうか。ポイントを3つご紹介します。
1.まずは課題を明確に
先に行わなければならないのが、課題を明確にし、現状を把握することです。例えば「リーダー人材が十分に育っていない」「若手社員の主体性が不足している」などの課題を明確にしましょう。
2.制度や方針の決定と導入
浮き彫りになった課題に対し、どのような教育・プログラムなどを実践すれば課題が改善できるのか考えていきます。
現状の問題を解決するだけでなく、考えた教育・プログラムを長期に継続して運用するための制度や方針について考えることが重要です。これらが整ったら実際に導入し、目標を達成するための努力をしていきましょう。
3.効果の測定
人材育成を行ったらそれで終了ではなく、必ず効果の測定が必要です。行ったことに対してどれだけ効果が得られたのかを分析し、改善点があれば改善したうえで次につなげていく必要があります。
■人材育成を成功させるために大切な5つのポイント
効果的に人材育成をするために必要なポイントをおさえておきましょう。5つ解説します。
1.支援制度は必須
従業員自らの努力だけに任せるのではなく、企業として必ず支援制度を用意しておきましょう。例えば、スキルアップにつながる資格を取得したり、研修に参加したりした場合には手当を支給すると、従業員の意欲向上が期待できます。
2.働き方改革も意識して
多くの企業にとって課題となっている「働き改革」も踏まえたうえで育成に取り組んでいく必要があります。働き方改革では、従業員の暮らしや生き方をより良いものにするための環境づくりが必須です。パートタイマーのほか、時短勤務などの雇用形態の導入について検討すべき場合もあるので、そのような雇用形態でも実践できる人材育成を考えていかなければなりません。
3.適材適所に配置することも大切
その人に適した仕事であれば生産性の向上が期待できるので、適材適所に配置をしましょう。そのためには、従業員のスキルや、やりがいを感じることなどを正しく理解しておく必要があります。
4.企業全体で人材育成を
人材育成は企業全体で取り組んでいきましょう。社員の中には学びたくても忙しくて学習の時間が取れない方もいます。企業全体で職場環境を整備し、自己学習のための時間的余裕を確保するための支援などを行うことが大切です。
5.学びやすい環境と参加促進
研修や学びを負担に感じてしまうと、なかなか進みません。社員にとって学びやすい環境づくりをし、参加促進を目指しましょう。
教育を受ける側が学びやすい環境づくりをするのはもちろんのこと、教える側も評価されるような形を整えることにより、双方の人材育成参加意欲を促進させる効果が期待できます。
■積極的な人材育成が必要
人材育成の重要性や進め方、実施するうえでのポイントなどについてご紹介しました。多くの企業で人材育成に苦戦していますが、一人ひとりの従業員を育てることは、将来企業を継続させていくためにも欠かせません。
もし、自社で人材育成の体制が整っていないと感じているのであれば、どのように改善させていくのかについて考えてみると良いでしょう。人材育成体制を見直し、効率的に従業員を育てることは、企業を育てることにもつながります。
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