テレワークでも人材育成を成功させる具体的な方法とは?
2021.06.22組織づくり
新しい働き方としてテレワークやリモートワークを実践する企業が増えています。しかし、人材育成についてなかなかうまくいかず、悩んでいる企業も多いようです。
テレワークで人材育成を行う場合、成功させるためにはどうすれば良いのでしょうか。テレワークでの人材育成がうまくいかない理由や実践したい方法について解説します。
■テレワークの人材育成が難しく感じられる理由
テレワークでの人材育成に苦戦してしまうのは、対面で行うのに比べて難しい部分が多いからです。以下のような理由が挙げられます。
お互いが仕事をしている様子を見ることができない
特に新入社員の場合、先輩が働いている姿も見て学ぶ部分が多いですが、テレワークではこれが難しいといえます。先輩の働き方を真似したり、目で見て覚えたりすることができないため、テレワークでの人材育成が難しくなってしまうことが多いです。
コミュニケーション量・機会が減る
テレワークで人材育成がうまくいかない大きな原因として、コミュニケーション不足が挙げられます。職場で顔を合わせた状態であれば、ちょっとした休憩時間にコミュニケーションを取りお互いのことを理解したり、質問したりできますが、画面越しだとコミュニケーションを取りにくくなってしまうことが多く、質問ができない、疑問を解決できないといったトラブルにつながることが多いです。
業務管理が難しい
テレワークだとどこまで業務が進んでいるのかもわかりにくくなります。効率的に業務を進めるのが難しくなり、結果的に人材育成が遅くなったり、サポートすべき時に適切なアドバイスができなくなったりしてしまいます。
■テレワークで人材育成を成功させる方法
テレワークでも人材育成を成功させるためにはどうすれば良いのでしょうか。おさえておきたいポイントをご紹介します。
定期的な対話の場の設定
テレワークで人材育成がなかなかうまくいかない大きな原因の一つがコミュニケーション不足にあるので、定期的に対話できるような機会を設けましょう。社員全員で対話するのは難しかったとしても、教育担当と教育を受けている新人で都合の良いタイミングを見つけ、対話する機会を作ることが重要です。
毎週何曜日、または毎日何時からといった形で決めておくと良いでしょう。大変に感じていることはないか、困っていることはないかなど声をかけることが大切です。
言語化した指導
直接対面で指導をする際には「これをこうして」などの説明でもわかりますが、テレワークでは「これ」や「あれ」が何を指すのかしっかりと言語化して伝えましょう。
言語化が難しいものについては、画面共有機能なども活用しながらうまく伝えるための工夫をしなければなりません。説明が難しいと感じるポイントについては、きちんと新人が理解できたか確認も忘れないようにしましょう。
雑談や近況報告する場の設定
新人は様々な不安を抱えながら仕事に取り組んでいるので、ストレスを感じてしまうシーンも多いです。ちょっとした雑談や近況報告ができればその中で疑問を解消したり、相談したりすることができるので、雑談や近況報告ができる環境を整えましょう。
職場で人間関係の悩みを抱えてしまう方もいて、テレワークだと周りの人とうまくコミュニケーションが取れないことに不安を感じる新人が多いです。何でもない事でも気軽に話せる場面を用意することで、こういった不安やストレス対策ができます。
オンライン研修の充実
研修は必ずしも対面式で行わなければならないわけではありません。オンラインで研修を行うことも可能です。受講者をグループに分けてグループワークをすることもできますし、質問などはチャットを通して受けることができるので、うまく活用しましょう。
目標・方向性など認識のすり合わせ
ミーティングを行い、その中で目標・方向性など認識のすり合わせを実践しましょう。自分が担当している仕事は何のために行っているのか、どのように役立つのかなどがわからないともモチベーションが下がってしまいます。
チームで仕事をする場合などは、特にチーム全体で共通の目標・方向性を確認しておくことが重要です。
日報の活用
新人に日報や週報を提出してもらうのもおすすめの方法です。困ったことやわからないこと、進捗などについて報告してもらえれば、全体の状況も把握しやすくなります。
ただ日報を受け取るだけではなく、コメントなどの形でフィードバックすることによりコミュニケーションを取ることが可能です。信頼関係を結ぶのにも役立ててみてはいかがでしょうか。
■工夫次第でテレワークでも人材育成は可能
テレワークでも人材育成を成功させるにはどうすれば良いのかについて解説しました。従来、対面式で人材育成を行っている会社は、テレワークでなかなかうまく人材育成ができず困っていることでしょう。ですが、テレワークであるために発生している問題を明確にし、それを改善することにより直接会わなくても人材育成は可能です。
「対面式での指導ができないから人材育成ができないのは仕方がない」と考えてしまうと他社に後れを取ってしまう可能性があるので、工夫して取り組んでいきましょう。
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