新人社員研修の内容についてわかりやすく解説
2024.11.02
新入社員研修では、どのような内容のスキルの習得を目指すべきなのでしょうか。ほか、新入社員研修の種類ごとに目標や特徴、メリットなどについてご紹介します。また、効果的な指導法についてもご紹介するので、参考にしてみてください。
新入社員研修で習得させるべきスキル
新入社員研修で学んで欲しいことはたくさんありますが、習得が必須ともいえるスキルは以下の通りです。
ビジネスマナー・マインド
ビジネス面における挨拶や話し方などの基本的なマナーは、必ず習得すべきスキルです。どれだけ仕事ができようが、基本的なビジネスマナーがなっていない人は信用されません。
身だしなみや電話対応などを学びます。いつまでも学生気分でいられては困るので、社会人としてのビジネスマナーを身につけることが重要です。
対人力
仕事をするうえで欠かせない報・連・相が苦手な方がいるため、克服するため対人スキルを身につけます。話す力や読み取る力、伝える力などを高めることはコミュニケーション向上にも繋がります。
仕事の進め方
タイムマネジメント力ともいえますが、仕事や進捗状況を管理し、スケジュール調整するためのスキルが必要です。時間通りに仕事を進めるためにも欠かせません。いち早く問題に気づき、それを課題化できるスキルも求められます。
新入社員研修の種類と目的
新入社員研修にはどのような種類があるのか、内容や目的などを紹介します。
新卒・内定者向け研修
挨拶の仕方や報連相のやり方と重要性など、働くうえで基本となるマナーなどを学びます。会社員として働くために必ず必要になる知識を学び、基礎力を養います。
一般・総合研修
基礎研修後などに社内見学や設備・制度に関する説明、自社を理解してもらうための企業理念、入社後に求めることなどを伝えます。目標設定などもここで行うケースが多いです。
職種別研修
実際の業務に必要な内容・スキルに関する教育です。個人の経験や理解度によって行わなければならない研修内容が変わります。
フォローアップ研修
研修後、しばらく経ってから再度行う研修のことで、振り返り等が主な内容です。就業後にでてきた疑問点や、新入社員の感じたギャップなどフォローすることにより、離職率を抑える効果もあります。
新入社員研修の種類と指導法
新入社員研修のやり方としてどのような種類があるのか、特徴やメリットをご紹介します。
OJT
業務中に行う新人教育です。実際に体験したり、手順を見せたりしながら行うため、より理解しやすいメリットがあります。わからないことがあればその場ですぐに確認もできます。
OFF-JT
多人数で集まり、座学などで行う演習です。一度に多くの人に対して研修ができるので、基本的なビジネスマナーなどを教育するのに向いています。先述したOJTと組み合わせて行うのが一般的です。
メンター制度
新人と既存社員が2人1組になり指導を行います。新人は誰に質問すれば良いかわからない悩みを解消できるほか、既存社員も教育する責任を感じられるのでお互いにメリットがある方法です。
座学
学校の授業のように、指導員・講師から必要な知識を学びます。一度に多くの方に説明できるのがメリットです。
個人によって理解度や座学への向き合い方が異なるため、わかりやすい資料を用意したり、レポートの提出を義務づけたりするのも効果的です。
グループワーク・ディスカッション
研修を受ける人同士で小さなグループを作り、学ぶ方法です。コミュニケーション向上のほか、人間関係の構築や協調性を伸ばす効果が期待できます。
少人数のグループであるため、周りに任せるのではなく、主体制を持った行動力を身に付けて欲しいときにも向いている方法です。
ロールプレイ
顧客や販売員、取引先などの役を振り分けて演じ、普段の業務の中で起こる可能性がある対応やトラブルなどを探る指導方法です。実際に同じことが起こった時にどう行動すれば良いのか、どのような知識が不足しているのかなどを学べます。
ケーススタディ
業務の中でどのような問題が起こるか、課題があるのかなどを実際の事例などに基づいて理解を深め、対応策を知るための指導方法です。
問題発生時に正しい対応ができるように事前に知識を増やすことができます。
レクリエーション
業務内容とは特に関係のないゲームやスポーツなどを一緒に楽しむことにより、いち早く職場になじむことを目的として行います。人間関係や職場に慣れないといったことに悩んで離職する新入社員が多いため、この問題を解決するのも効果的です。
まずはどの内容が自社に最適かを考える
ひと口に新入社員研修といってもその内容は実に様々であり、どの方法が自社に向いているのかは業務内容や状況などによって異なります。
新入社員研修の種類と指導法についてご紹介しましたが、すべてを行うのはなかなか難しいので、どれを実践するのかについて社内でよく話し合って検討してみましょう。様々な形で研修を行えば、その分高い効果が期待できるわけではなく、必要なものを適切に実践していくことが重要です。
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- 第四章
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