学生は人事の言葉を信じてない!?オンライン採用、中小企業の落とし穴

学生は人事の言葉を信じてない!?オンライン採用、中小企業の落とし穴

採用活動の際、会社のアピールや雰囲気を伝えるためにどんな言葉を使っていますか?

・アットホームな職場です
・風通しの良い職場です
・1年目から活躍できます
・うちでは「人財」と呼びます。

こんな言葉を使ってはいませんか?
残念ながら学生はその言葉を信じていません。なぜ信じていないのか、解説していきます。

 目次
 ・ 人事の言葉を信じてもらうには
 ・ スカウトメールも信じていない
 ・ 満足度100%の説明会の極意

人事の言葉を信じてもらうには

学生は人事の言葉に対して、「本当かな~?」とフィルターをかけます。
なぜか。それは人事担当者が曖昧な言葉を使用しているからです。

「風通しが良い」 「アットホーム」 「早くから成長出来る」
よく人事の方がおっしゃる言葉です。事実として人事担当者は上記の言葉をよく使用し、そしてその言葉はどこの会社も会社説明会で似たようなことを学生に伝えます。

問題はその言葉だけで終わっているケースが多いことです。

「風通しが良いって具体的には?」「早くから成長出来る根拠は?」
この具体的な説明が抜けているので、学生からは、「またか、、、」「この会社も同じこと言ってる」と思われてしまうのです。多くの人事が、本気で自社を良い会社と思っているばかりに曖昧な言葉を学生にぶつけてしまいがちです。
 ・自社の何が良いのか?
 ・どのように活躍できるのか?
 ・アットホームとは具体的には?
 ・従業員はどのようなところに共感しているのか?
 ・何に働きがいを感じているのか?
 ・会社が求職者に提供できることは何か?
全て言語化し、具体的に働くイメージを沸かせる必要があります。

そして21卒の特徴は大きく3つあります。
 ① 活躍できるか自信がない、不安
 ② ベンチャー、中小企業に対して疑心暗鬼
 ③ 雰囲気など抽象的な言葉だけでは信頼性を得れない
良いところだけしか言わない会社は信用できないという傾向にあります。その対策としてペルソナとカスタマージャーニーを作成することです。もう1つの方法はぶっちゃけ会の開催です!

ぶっちゃけ会とは、学生が聞きにくいけど聞きたいことを質問する会のことです。担当者、企業が恐れてやりたがらないですが、就活生満足度は異常に上がります。逆に志望度がUPするケースも多いです。変えていきたいところと受け入れてほしいところをピックアップしてぶちゃけます。本音を伝えることで信頼度や満足度が上がるのです。

また、WEBでの採用が主流になってきた今、意識することは、時間ではなく、接触回数です。1回1時間の面談よりも15分4回の面談の方が記憶に残りやすいです。接触回数を分けることにより、学生が質問を持ってくるようになり、曖昧な部分(活躍できる!アットホーム等)がより明確になりやすくなります。

スカウトメールも信じていない

皆さんはプロフィールを拝見しましたというスカウトメールが来たとして、特別感を覚えますか?「ほんとかよ」と思いませんか?
ほんとかよと思うという方、学生も同じことを思っています。

ではどうすればより返答率が上がるメールを作れるのでしょうか。

そもそもスカウトメール(ダイレクトリクルーティング)こそ採用単価を下げる最高のツールです。スカウトメールで信頼を勝ち取ることが出来れば、応募段階で就活生の志望度が勝手に上昇します。しかも他社がそこまで力を入れていないからこそチャンスなのです。

スカウトメール失敗の理由は4つあります。

 ① 全く同じテンプレートを全員に送る→特別感の欠如
 ② 会社紹介が長く、分かりにくい
 ③ 何に魅力を感じてスカウトメールを送信したのか不明
 ④ 応募するメリットが感じられない

逆に、成功するスカウトメールのポイントは以下の3つです。

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この3つのポイントをおさえると返信率が上がります。

満足度100%の説明会の極意

皆さんの会社はどのような説明会・選考会を行っていますか?
満足度が上がる説明会・選考会のポイントをお伝えします。

 ① 自社でしかできない体験をさせる
 ② 選考会を通過するたびに働くイメージが鮮明に
 ③ 業務を体験させることで適性を測る

この3つです。
選考会で大切なことは、選考を通じて学生が自分自身の成長を感じるか、です。特に選考に参加したことで自分自身が新しいスキルを持って帰られるように設計することが大切です。弊社の場合では説明会でUSP(自分の強み)を成果物で持って帰られるようにした結果、学生の間で口コミが広がりました。面接ではコミュニケーションスキルを持ち帰ってもらうように意識しています。

まとめ

今回は学生は人事の言葉を信じてないことをどのようにしていけばいいか、スカウトメール、選考会の3つの切り口でお話してきました。皆さんも採用に関する悩みが何かしらあるのではないでしょうか。もし今回のコラムを読んで、「もっと知りたい!」と思ったことがありましたらウェビナーの本編をご覧いただければと思います!

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