PDCAサイクルでは社員は育たない!? 〜PDCAサイクルより3倍速く成長する 最速PDC”F”Aサイクルの回し方とは〜
2024.11.18
皆さんは「PDCAサイクル」をご存知ですか?
名前くらいは聞いたことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はその「PDCAサイクル」では全然社員は育たないという話をしていきたいと思います。
目次
① PDCAの何が問題?PDCAで成長しない本当の理由
② 社員が3倍速で成長する仕組み
③ PDCFAの実践方法
④ まとめ
それでは見ていきましょう!
① PDCAの何が問題?
ではまず皆さんに質問です。
PDCAの正しい立て方をご存知ですか?
さていかがでしょうか。
「はい」と答えられましたか。
なんとこの質問に答えられた方は
2%
の方しか居ませんでした。
実はPDCAを知っている管理職の割合は
98%
なのです。
98%の方が知っているにも関わらず、2%の方しか正しいPDCAの立て方を知らないのです。
これは問題だと思いませんか?
ではなぜ、正しいPDCAを立てれないのでしょうか。
原因は5つあります。
①他者から干渉されないDo(実践)してもしなくても他者に気づかれない
②やりっぱなしCheck(振り返り)ができない、しない。
③自分の経験不足Act(改善方法)がわからない。
④1人の限界孤独の中続けることができない。
⑤無知そもそも正しいPDCAを理解していない。
の5つです。その結果、
Plan・Do・Plan・Do・・・
の繰り返しになりがちになり、正しくないPDCAサイクルになり、続かないのです。
具体例を挙げたいと思います。
この例はダイエットです。PとDの繰り返しになってしまい、最終的には続かなくなってしまいます。
同じような経験をされた方にはよくわかる例なのではないでしょうか。
ではPDCAサイクルをより良いものにするためにはどうすれば良いのでしょうか。それがPDCFAサイクルにすることです!
② #社員が3倍速で成長する仕組み
社員が3倍速で成長する仕組みこそがPDCFAサイクルなのです!
このFはフィードバックのFです。
「なんだフィードバックかよ」と思われたかもしれませんが、このフィードバックがとても大切なのです。
その理由が3つあります。
①他者の意見を聞くことで、自分の中になかった新しい 気づきが生まれ、行動改善に繋がりやすい。
②他者の介在があるため、実践、継続の強制力が大きく増す。
③フィードバックする側も教えることで教わる。
の3つです。
特に新入社員の方は経験も少なく、自分で改善方法を考えるには限界があります。それに対して経験豊富な先輩や上司がフィードバックをすることで新たな気づきが生まれ、よち早く行動改善に繋がります。
また他社の介在があることで、「あれ、そういえば〇〇はどうなったの?」と聞いてもらるので継続に強制力をつきます。
更にフィードバックをすることで教える中での気づきもあるので、フィードバック側も教わることが出来ます。
以上を踏まえて、フィードバックの必要性はご理解いただけたのではないでしょうか。
では実際にフィードバックはどのように行えば良いのでしょうか。
フィードバックのポイントは「与えて」「引き出す」です。
の2つがポイントになります。
このポイントを踏まえて悪いフィードバック例と良いフィードバック例を見比べてみましょう。
まずは悪いフィードバック例です。
具体的に何をしたらいいか分からず曖昧ですよね。
これではフィードバックをする意味がありません。
では次に良いフィードバック例をみてみましょう。
さきほどの2つのポイントがしっかりと組み込まれています。
このフィードバックであればフィードバックされた側は具体的に何をすればいいのか考えることが出来ますよね。
このフィードバックによって部下はより具体的な行動改善ができ、PDCAサイクルを3倍速く回すことができます。
③ PDCFAの実践方法
次にPDCFAの実践方法について話したいと思います。
具体例は以下の通りです。
①PとDを作成する。
②作成したものを周囲(上司)に宣言。
③1週間実践。その後、各自振り返り。
④上司からフィードバックを貰う。
⑤フィードバックを基にPとDを改善。
その後再び周囲(上司)に宣言。
です。
これをするとどんな効果があるかというと以下の図の通りです。
フィードバックを取り入れたことで部下のモチベーションも上がり、早期の行動改善を行うことができます。その結果PDCAサイクルよりも3倍の速さで成長することが出来ます。
そしてPDCFAサイクル実践し続けることで
①行動改善が習慣化される
②フィードバックする側、上司も変わり、
社員全体で育成する文化が生まれる
という効果があります。
PDCAサイクルよりも3倍速く成長できるだけでなく、社内全体で育成に対する意識も高まる一石二鳥の効果があります。
④ まとめ
ここまでなぜ普通のPDCAサイクルではなぜ意味がないのか、そしてPDCFAサイクルについて見てきました。
まとめると
①PDCAは誰からも干渉をされないので、
実践しにくい。かつ効果が出るのが遅い。
②フィードバックを取り入れることで実践率が
向上し、成長スピードが3倍以上になる。
③会社全体で育成する文化が生まれる。
というPDCAサイクルの問題点とフィードバックを取り入れる必要性がありました。
ぜひ皆さんもPDCAサイクルではなく、PDCFAサイクルを導入し3倍速の成長を遂げましょう。
ちなみにPDCAの学校では以下のようなシートを使い、PDCFAサイクルをまわしています。
今回は特別にこのPDCFAの回し方含めて、サポート資料を盛りだくさんご用意しております。
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