若手社員が辞める11の兆候|若手社員が辞める理由もあわせて解説
会社にとって、一人ひとりの社員は重要な財産です。特に新入社員を含めた若手社員であれば、これからの期待も大きいことでしょう。
しかし、最近若手社員の離職が多いという、経営者の皆様の声をよく聞きます。若手社員の離職は会社にとって大きな損失であるため、可能であれば事前にその兆候を察知し、対策を打っておきたいものです。
そこで当記事では、若手社員が辞める際に事前に察知できる兆候をまとめました。若手社員が辞める理由についても解説します。
この記事でわかること
- 若手社員が退職する前の兆候
- 若手社員が辞める理由
目次
辞める若手社員に見られる兆候
会社を辞めそうな社員にはいくつかの特徴があり、それを把握することで突然の辞職を回避できる確率が上がります。ここでは、どのような兆候があるのかについて解説していきます。
兆候1:髪型や服装が変わる
何らかの心境や状況の変化があった時、人は風貌が変わるといわれます。
例えば、それまでカジュアルな印象だった人が、突然落ち着いた感じの服装になったり、なんとなく真面目な雰囲気になったりといった変化が挙げられます。このような変化が見られたときは、じつは転職活動中であったり、面接を控えていたりするかもしれません。
反対にそれまではきっちりしていた人が髭を剃らずに出社したり、服装がだらしなくなったりするのも危険信号です。現状に限界や不満を感じ、退職や転職を考え始めている兆候かもしれません。
兆候2:意見を述べなくなる
それまで会議に積極的に参加したり、ミーティングでも発言機会の多かった社員が、発言しなくなったり、自身の意見を述べなくなったりといった変化は、退職を考えているサインかもしれません。
このような場合、仕事へのモチベーションが著しく低下したり、業務への当事者意識を失ったりすることで、新たな提案や改善などの発言がなくなっている可能性があります。
どことなく他人事のような態度を見せ始める場合は、少し注意して様子を見る必要があるでしょう。
兆候3:上司や他社員を避ける
いつも仲間に囲まれていた人、連れ立って昼食や休憩に出かけていた人が、単独行動を始めた時も会社を辞めることを考え始めた兆候といえます。
特に若手社員は、まず人間関係を整理したいと考える傾向があります。同期や仲の良い社員がいる場合でも、引き留めや説得を避ける意図から、一人での行動が多くなるものです。
「そういえば誰かと話しているところを見ないな」「一人でいることが増えたな」と感じたら要注意とみておいたほうがよいでしょう。
兆候4:離席が多い
就業時間にもかかわらず、私用電話が多い、たびたび離席しているなどの場合は、すでに転職活動を始めている可能性が高いといえます。転職エージェントからの連絡や選考中の会社からの連絡を待っていることが考えられます。
兆候5:特定の仲間と一緒にいることが多い
若手社員が退職を決意したときは、辞めた後の迷惑や退職後の影響を考慮し、いかに円満かつ後腐れなく退職できるかを検討して、特定の仲間に相談することが多くなります。
また、転職に成功した際にはできるだけ滞りなく辞められるように、計画的に身辺整理を進めていきます。一部の限られた人とだけつるみだしたら、退職の相談をしている可能性があることを肝に銘じましょう。
兆候6:仕事を残して帰る
これまで熱心に仕事をしていた若手社員が、仕事を残して帰るようになったら要注意です。転職活動のほうに身が入り、最低限の仕事しかこなさなくなった可能性があります。
兆候7:後輩に熱心に指導するようになる
意外かもしれませんが、社歴の短い若手社員ほど退職することへの罪悪感が大きいといわれています。自分が担当している業務を後輩や同僚に熱心にレクチャーしている様子は、一見仕事への意欲を感じるかもしれません。しかし、会社を辞める際の影響を最小限にしようと考えての行動という可能性も考えられます。
兆候8:顔つきが変わる
悩んでいる様子だった社員が、ある時から吹っ切れたような顔を見せたり、清々しい様子でいたりする場合、もしかしたら退職を心に決めた可能性があります。
反対に、普段朗らかな社員が休みがちになったり、出社時から元気がなかったりしていたら、退職しようか迷っていることも考えられます。
兆候9:遅刻や早退が目立つ
有給休暇を頻繁に取得したり、病欠や所用による欠勤が増えたりしたときも、退職を考えている際の典型的な行動パターンです。休日を利用して転職活動をしていたり、すでに辞めることを見越して有給休暇を消化していると考えられるからです。
平日に突発で休みを取るようになると、退職の可能性はさらに高まっているといえるでしょう。
兆候10:会社への愚痴や不満が増えた
職場に嫌気がさして、良い点が見えなくなってくると愚痴や不満が増えやすくなります。愚痴や不満が増えた結果、社員からの反感を買い、徐々に職場での居心地が悪くなるでしょう。その結果、退職に至るという流れになります。
兆候11:同僚とプライベートで遊ばなくなった
退職を考えている時、周囲の社員との距離感を必要以上に縮めようとはしません。むしろ、距離を置こうとします。飲み会やプライベートでの交流が多い会社は、急に参加率の悪くなった人へは注意を払わなければいけません。
若手社員が辞める理由
ここまで、若手社員が辞める前に見せる兆候について紹介しました。では、若手社員はどのような理由で退職するのでしょうか。
若手社員の退職理由を把握することは、未然に対策をするための手がかりにもなります。なぜ退職してしまったのかをしっかりと理解し、次の退職者を出さないための工夫をしましょう。
また、以下の記事では、若手社員の離職でよくあるショックと、離職を防ぐ方法について解説しています。若手社員が辞める理由をしっかりと把握しつつ、対策についてもしっかりと検討しておきましょう。
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評価に対する不満がある
仕事をするにあたって、やはり気になるのは自分への評価です。目に見えるわかりやすい評価として、自身の能力と努力に見合った給与や待遇を与えてもらえる職場で働きたいと思うことは当然のことです。
能力が評価されない、努力を認めてもらえないと感じている場合は、退職を考える一つの要因となりえます。
また、業務をなかなか覚えられず成長を感じられないなど、今の仕事が自分には合っていないと思うに至った場合も、自分らしく働ける環境を求めて転職を検討することは自然の流れです。もともとが優秀な社員ほど、転職に躊躇はないかもしれません。
仕事量が多く負担に感じている
高度経済成長期の「モーレツ社員」やバブル時代の「働きマン」など、仕事を生活の中心とすることが美徳とされた時代とは、現代は価値観が明らかに違っています。
特にワークライフバランスを求められる昨今、休日出勤や残業が当たり前の職場では、若手社員が続かないのは当然の結果です。
人間関係に悩みがある
職場の人間関係は、若手に限らず悩む方の多い問題です。パワハラ上司や同僚からのいじめなどの極端な事例がなくても、うまく話せない、どう接すればよいかわからないなどの些細なことでも、対人関係はストレスになりやすい場合があります。
たとえ仕事自体は好きでも、そうした人間関係が悩みとなって、会社を辞める理由となることは珍しくありません。
ステップアップのため
現在の職場に特に不満があるわけでなくても、自分自身のスキルアップを目指して退職するケースもあります。多少課題を課しても、よりステップアップしたいと考える社員もいることは常に念頭に置いておきましょう。
まとめ
本記事では、若手社員の退職のサインと、その背景にある理由について解説しました。離職の兆候をいち早く察知できれば、効果的な慰留やサポートを行うための選択肢が広がります。「企業は人なり」と言われるように、社員は会社にとってかけがえのない財産です。優秀な人材の流出を防ぎ、長く活躍できる組織づくりにぜひお役立てください。
浅井 隆志
代表取締役
現場変革のスペシャリスト。PDCAの学校代表 浅井隆志 KDDI、スバル、SoftBank等の大手企業をはじめ、全国で精力的に講演・研修活動を展開。新聞や雑誌など数多くのメディアでも取り上げられ、全国から講演依頼が殺到。「現場で成果を出すための実践的な指導」に定評がある。